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中学・高校受験:学びネット

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2020/7 塾ジャーナルより一部抜粋

新型コロナウイルスに関する
緊急アンケート
【集計結果】

調査期間:2020年5月1日~5月22日
調査方法:アンケート用紙を郵送しFAXでの返信
調査対象:全国の学習塾(297塾) 全国の私立中高(1628校)
備  考:今回のアンケートは、塾ジャーナルと関係のある学習塾・私立中高にアンケート用紙を
郵送し実施いたしました。

     

Q1 休校・休塾期間を設けましたか

Q2 Q1で「はい」と回答された方へ。休校・休塾中、どのような対策をとりましたか

Q3 Q1で「はい」と回答された方へ。振替授業を実施する予定はありますか

Q4 Q1で「いいえ」と回答された方へ。どのような対策をとりましたか

Q5 生徒とのやりとりで下記ツールを利用していますか

Q6 新型コロナウイルスの影響で中止になったイベントは何ですか

Q7 学校の方へ。卒業式および入学式についてどのように実施しましたか

Q8 実施した学校の方へ。
どのように対策しましたか

Q9 塾の方へ。休塾中の授業料について、
どのように対応しましたか

Q10【学校】新型コロナウイルスによる影響を受け、感じていること
(意見の多かった内容を一部抜粋)

■先が見えない不安と対応の難しさ

  • 休校期間の延長が続き、学校行事のスケジュール調整がつかず試行錯誤の連続である。オンライン授業の活用を検討しているが家庭の環境整備がされていないところもあり、うまくいかない面もある(東京)
  • 生徒たちの生活の乱れを心配しています(千葉)
  • 本学は大学なので、国家試験の日程や就職について早々に情報及び案内を示してほしいです(兵庫)
  • 休校中の授業料支払いに関する問い合わせが多く、対応に苦慮した(宮城)
  • 学校行事、高3の受験に関連することに不安や心配事が絶えない(山口)
  • 県外での説明会ができない(愛媛)

■教育格差への懸念

  • 休校期間中にオンラインでの学習を試みたが、インターネット環境が整っていないご家庭もあり、そういったハード面での対応についても難しく感じている(愛媛)
  • 公立と私立との間で教育格差が拡大傾向にある。家庭の経済力に左右されるのは言うまでもないですが……(大阪府)
  • YouTube、Classi、オンラインで授業の補いをしても、正規に授業を行うのと現時点では格差あり。
    9月入学などが本格化したら、2021年度入試や説明会の予定を白紙化して再検討しないといけない(決定時期によってはニック)(三重)

■取り組みや役割が変化するきっかけに

  • 学校等の役割やあり方が変化するきっかけになるのではないか(神奈川)
  • 学校の先生の働き方改革が言われているが、テレワークや配信授業などといった取り組みがキーになるかもしれない。これをウイルス終息後も活用し働きすぎをなくす一助になればと思っています(埼玉)
  • 教師・生徒・保護者とも非常に厳しい環境下ですが、連絡を取り合って頑張っております(大阪)
  • 過去例のない出来事です。生徒の安全を第一に、また、学習の機会を極力失わないようにできるだけのことはしたいと思っています(兵庫)

■ICT教育・オンライン授業の実施例

  • 「学力の保証」を意識して、り全授業において、オンラインで実施しています。朝終礼、LHRもオンラインで実施しています(東京)
  • 学校のICT化が一気に進んだ。それなりにかたちにはなってきたが、以前からPCやタブレットを生徒、保護者に持たせ、活用している学校と、そうでない学校で差が大きく出たと感じた。(因みに本校は中高一貫校で、中1・中2はSurfece Go を購入させている)(東京)
  • スタディサプリのメッセージ機能を使い、連絡や動画配信ができた。今後も課題配信と授業をうまく組み合わせてやれる気がする(愛知)
  • 全校生徒約(1500人)にタブレットを配布しているという環境があったので、比較的スムーズに対応できました(兵庫)
  • オンライン授業・ICT教育化の進展。当校はiPad全員配布でしたので、4月頭からスタートできました(福岡)

■オンライン授業への可能性について

  • オンラインによる説明会を行うと受験生の需要が多いことがわかった(東京)
  • 在宅でのオンライン授業は、ようやく軌道に乗り、生徒とのやり取りも一応できるようになった。教員は動画制作・Zoomでの授業やホームルームなども経験し、技術も向上し、新しい授業形態の可能性を感じている(東京)
  • ICT機器、オンライン学習等への依存度が極めて高まっている。これに対応できないとこの局面は乗り越えられなかった。授業が正常通りできなかったことで、大学入試へのコンサバティブな動きが見られるだろう(静岡)
  • 平素から情報公開の必要性を感じていた。学内や家庭環境でもオンライン化を急ぐとともに、教員も全員がIT技術の習得をして、遠隔授業を推進していきたい(大阪)
  • これまで学校が取り組んできた部分のICT化が一気に進み、またさまざまな取り組みで合理化やペーパーレス化が進みました。一方、学校を再開する生徒の声も多く、「場」というものの重要性も改めて認識しました(奈良)

■オンライン授業の負担やリスク

  • 教員の出勤は日数を減らしながらも、オンライン授業をするのはなかなか大変。プリント、宿題など普段手渡しできるものが、送付しないといけない。オンライン授業も、機材トラブル、受信不調など問題がまだまだある(大阪)
  • 現状やれることをやるだけではありますが、オンライン(ネット回線)の利便性のみがクローズアップされ、そのリスクが無視されているような雰囲気には今後の恐さを感じます(和歌山)
  • オンラインの授業が有効な面はあるが、教員の準備という点ではとても大変である(福岡)

■今後の課題・対策等

  • ICTの導入、活用を加速させる必要がある(愛知)
  • 休校となった場合の、学習支援の方法をもっとよく考えておくべきであった(愛知)
  • 学校再開後も感染拡大防止対策を取らねばならず、慎重に対応していかなくてはいけない。学びに関しては、オンライン授業での準備を生かして、発展させた深い学びができるようになると良い(三重)
  • 安定度の高い「授業配信」システムの必要性(大阪)
  • 生徒と密に連絡をとることの重要性(和歌山)
  • 学校としてはオンラインによる学習指導をしているが、臨時休業としているため授業と認められない。何か良い手立てはないでしょうか(京都)
  • 6月から登校になりますが、授業時間数の確保、広報行事の変更等、安心して頂けるように、全校あげて取り組んでまいりたいと思います(岡山)

Q10【塾】新型コロナウイルスによる影響を受け、感じていること
(意見の多かった内容を一部抜粋)

■厳しい現状

  • 5月11日現在、新規入塾者無し、自粛して休んでいる生徒が半数近くいる(東京)
  • 保護者の方の不安やフラストレーションがとても高い(埼玉)
  • 先行き不安の一言に尽きる(大阪)
  • 入塾が半減した(和歌山)
  • 募集時期と重なり、例年に比べ厳しいスタートとなった(高知)

■大きなチャンス

  • オンライン授業の利便性や可能性が感じられてよかった面もある。模擬試験の実施に不安がある(東京)
  • 子どもがかわいそうと思う反面、学習に対する自立心を育てる良いチャンスになっていると思う(静岡)
  • ウィズコロナ、アフターコロナで小・中・高生の生活スタイルは激変する。学習塾は児童・生徒の新しい生活スタイルに即応すれば大きな商機を迎える(茨城)
  • 授業形態の練り直しのチャンスになるかもしれない(大阪)
  • チャンスです!(兵庫)

■オンライン指導の有効性

  • Zoomを利用した個別指導、対応がどこまで有効なのか。これまでの受講料を頂けるレベルでできるのか。やはり一時的な対応になるのか(富山)
  • オンライン授業を受けている生徒と、受けていない生徒の間での学力格差が顕著に表れるようになり、心配だ(富山)
  • 双方向オンラインWEB授業は、講師・生徒の不慣れもあり、短期間だけ安易にツールとして実施するにはリスクを感じる。夏休みがなくなれば、夏期講習が十分にできず、売り上げにも多大な影響が出る(大阪)
  • コロナで塾は大変ですが、集団授業でないと勉強する気持ちになれない子どもたちは多いと思います。今後はオンラインだけで成り立つ生徒ばかりではないと思います(岡山)
  • 塾でオンライン授業導入の準備を進めているが、すでに一部の高校で終日オンライン授業を受講させている。その後で、塾でもオンライン授業となると、生徒の疲れと効果が心配なところ。それと、導入費用の助成金で適切なものがない(鳥取)
  • オンライン授業では受講意識の高い生徒には効率よく活用できるが、生徒の関心を高め、継続的に受講してくれる授業展開は、学習内容が時間的に削減せざるを得ないのが、ライブ授業より落ちてしまう。小・中学生は特に難しい(佐賀)

■今後の課題・対策等

  • 受験生の授業を学校ができないのなら、塾がやらないと大変なことになる。学力の格差がつきすぎて、再開後に子どもたちが困るし、学校も困る。そして塾も受け入れができなくなるかもしれない(東京)
  • 個人塾においては、情報収集と冷静な判断、そしてスピーディな実行が必要な状況が続いていると感じている(千葉)
  • まめな対応①テレワークや個別にLINE②オンライン③掃除・消毒④時間帯を多く⑤少人数かつ席を離すなど個別の対応がより細部に(静岡)
  • 保護者の方は、ウイルス感染の危機感よりも、むしろ学校休校による学力低下を心配なさっており、休塾のお申し出はまったくありませんでした。休校措置前から徹底した塾内の消毒を図り、最大限の感染防止策を保護者の方に周知しました(栃木)
  • 私たちは新型コロナウイルスから生徒を守ること、生徒の学力を低下させないこと、塾の健全経営化、この3面からバランス良く努力していくことが必要になるのではないかと考えます(長野)
  • 何事も早めの準備が必要だと痛感しました(岡山)
  • 映画の世界でしか見たことのない、ウイルスによる社会崩壊の実態と、それに対する行政の無力さ、専門性のなさ、脆弱さを目の当たりにして、いかに民間・個人が力を合わせて立ち向かうことが必要かを痛感しております(岡山)
  • 本来自分が最も得意とする授業スタイルが、コロナの影響で取ることができなくなっている。が、しかし自分のニーズを我慢してでも、保護者のニーズ時代の変化を取り入れていくことが長期での存続につながると思う(香川)
  • 本県(徳島)はほとんど影響を受けていないのに、知事が全国知事会長をしているため、中央に迎合的で、とばっちりを受けていると感じている塾が大半を占めています(徳島)

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