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2019/1 塾ジャーナルより一部抜粋

楽しさこそ勉強の原点!
笑顔の絶えない塾を目指して30年

     

MAC・茨田学院(大阪市鶴見区)
3代目学院長 永田 寿 氏

 1973年(昭和48年)、大阪市鶴見区に誕生したMAC・茨田学院。地域密着型の進学塾として、近隣の生徒を集めている。笑顔が絶えないアットホームな環境の中、先生と生徒の距離が近く、保護者からも多大な信頼を獲得している。指導面では、進学指導のみならず、勉強につまずいた生徒への支援も手厚い。この学院の3代目学院長を務める永田寿先生は、これまで幾多の改革を成し遂げて、今の形を作りあげてきた。その経緯をうかがった。

子どもに携わる仕事を希望し
企業から塾講師に転職

 新興住宅地として知られる大阪の鶴見区。比較的若い世代が多く、小中学生の多いエリアである。そのため、大手進学塾が次々と進出してくる中、地域にしっかりと根差した指導を行っているのがMAC・茨田学院である。現在、区内に2つの教室を持ち、小学生から高校生まで約200名が通塾。16名の講師が在籍している。集団指導コース、個別指導コース(2対1)を始め、基礎を重点的に学ぶコースや、ハイレベルコースなど生徒の状況に合わせた選択肢が揃っている。

 この学院を率いるのが、学院長・永田寿氏だ。1988年(昭和63年)の入社以来30年にわたって指導を続けてきたベテラン講師である。教務主任を経て、6年前に3代目の学院長に就任した。

 「以前は一般企業に勤める会社員でした。昔から子どもに関わる仕事をしたいと思っていましたので、求人広告を見て入社を希望したのです。塾講師の経験は全くない状態でしたので、入社当初は厳しかったですね。今のように研修制度もなく、見て覚えろ、という指導でした。がむしゃらに勉強をしてついていきました。先輩はやれるならやってみろ!という態度で、私の本気度を試されたのだと思います」

 当時は、今のように進学塾に通う生徒が少なく、茨田学院に通う中3生は3人しかいなかったという。

 「私は塾に通った経験がありませんでしたので、想像していた塾の雰囲気とかけ離れていたことに失望しました。一言で言うと『無味乾燥』。温もりや色がない。特徴がない塾だと思いました。しかも、当時の学院長はスパルタ指導で、生徒と隔たりがあり、良好な信頼関係が築けていない状態でした。このままでは、誰も入塾してくれなくなるのでは?と危機感を抱いたのです」

試行錯誤を繰り返し塾を改善していく

 なんとか塾を改善したい、生徒が集まる塾にしたい、と考えた永田氏は、初代の学院長(現代表)へ次々と提案をした。例えば、「短期道場」と称して、ギターやリトミック、読書作文、理科実験など様々な分野の講座を開催。入塾への間口を広げていった。

 「反対意見も多かったのですが、新しいことにチャレンジしなくては、少子化が迫り来る時代に生き残れないと思いました。大阪は史跡が多いのに、意外と知らない生徒が多い。そこで歴史探究講座として古墳や寺社へ出かける講座を開催しました」

 こういった試みの中から、生徒や保護者の要望が多かったものを、正式な講座としてスタートをさせていく。また、講師の研修制度も構築していった。現在は最低30コマの授業を行った上で、学院長や他の講師からOKが出れば、正式に授業を受け持つことができる。こういったルールを制定していった。

 2つの教室で授業のバラつきを出さないために、研修は厳しく行っている。そして、講師が相互に授業を見学し、アドバイスをしたり、改善点を指摘する作業も定期的に行っている。授業の質を上げていくための工夫だ。

 こうした改善を積み重ね、平成11年には公益社団法人全国学習塾協会の「学習塾認証」を取得した。大阪府の塾では5番目の取得だった。

 「うちは大手塾の手法を全面否定した指導方針です。大手塾では、私立中学受験の小学生をひたすら勉強をさせるため、夜遅くまで授業を行っていますが、自塾では夜間は勉強をさせません。夜7時から9時は、家族と過ごす貴重な時間です。それを奪ってまで勉強させるのは、心の成長につながりません」

 今は生徒や保護者が塾を選ぶ時代だということで、入塾テストは行っていない。誰でも受け入れるオープンな環境を作っている。

笑顔の絶えない教室
講師はパフォーマーであれ

 MAC・茨田学院の特徴のひとつに、家族で通っている生徒が多いことがある。ファミリー通塾率は、実に46%。地域密着型だけに、口コミでの評判が塾の評価を左右するが、その点も良好だ。アンケートでは「進路指導がしっかりしている」「信頼できる先生がいる」「先生との距離が近くてアットホーム」といった意見が多い。

 「今は、かつての教え子のお子さんが通ってくれています。兄弟姉妹、親子と2代にわたって通う生徒が多いです。卒塾生も気軽に遊びに来てくれるし、いつもにぎやかですよ。生徒には塾長とか学院長と呼ぶな、と言っています。ニックネームで呼んでもらってもまったく構いません」

 取材後、教室から笑い声が聞こえてきたので覗いてみると、授業開始までかなり時間があるにもかかわらず、大勢の生徒が集まって楽しげにおしゃべりをしていた。聞けば、塾の方が落ち着くし、楽しく過ごせる、という声が多いのに驚いた。永田学院長も輪に加わり、談笑はさらに盛り上がっていった。

 授業以外の活動も盛んだ。バーベキュー大会や、テーマパークへの遠足を生徒は楽しみにしているという。

 「ディズニーランドのツアーを企画したことがあるのですが、周囲からは、そんな遊びに保護者が費用を出すわけがない、と言われました。しかし、生徒との交流を深めるためには、こういう活動も必要だと考え募集したところ、なんとバス2台分もの生徒が参加してくれたのです」

 指導方針は、基本を徹底して身につけること。昨今は難問や奇問が出題される中学入試も見かけるが、中学であれ、高校であれ、基礎をしっかり身につけた生徒こそが伸びていくと永田学院長は語る。

 「私は、授業はショーだと思っています。生徒に下を向かせない、飽きさせない工夫が必要です。講師は生徒のコーチ兼パフォーマー。興味を引きつける演出を常に考えて実践する。そうした指導が、生徒の集中力を高め、勉強への意欲をかき立てるのだと思います」

 最後に永田学院長はこのように述べた。「当塾は開塾45周年を迎えることができました。これもひとえに、塾のスタッフに恵まれ、さらに地域の皆さまのご理解とご支援があってこそだと思います。今後もますます発展していくように頑張っていきます。」

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