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中学・高校受験:学びネット

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武蔵大学

 
  多文化共生と他者理解の視点をもつ
「グローバル市民」を育成
武蔵大学は、1922年創立の日本初の七年制高等学校・旧制武蔵高等学校が前身。創立者の根津嘉一郎氏(初代)は東武鉄道など多くの鉄道事業に携わり、「鉄道王」とも称された実業家だ。武蔵大学の最大の特徴は4年間必修の少人数制ゼミで、建学の三理想のひとつ「自ら調べ自ら考える力ある人物」育成の基盤となっており、今なお受け継がれている。近年では、全学をあげて先導的なグローバル教育を展開し、2015年度より「ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム」を経済学部で開始。今春からは人文学部と社会学部で新コースが始動した。

学 長:
住 所: 〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1
電 話: 03-5984-3715(入試課)
交 通: 西武池袋線「江古田」駅徒歩6分、西武有楽町線「新桜台」駅徒歩5分、都営大江戸線「新江古田」駅徒歩7分
学生数: 経済学部 2,153名
人文学部 1,546名
社会学部 1,196名 (2017.11.1現在)
ホームページ: http://www.musashi.ac.jp/

 

「ゼミの武蔵」が育む
自ら考えて行動できる人材

 武蔵大学は、建学の三理想「1.東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物」「2.世界に雄飛するにたえる人物」「3.自ら調べ自ら考える力ある人物」の実現に向け、ゼミナール(ゼミ)を中心とした少人数教育に長年取り組んでいる。

 同大学のゼミは1年次から全学部で始まる。年間400以上開講される多種多様なゼミの中から学生自ら学びたいテーマを選び、研究を進める。1ゼミあたりの人数は十数名で、受け身の講義とは違い、一人ひとりが責任を持って役目を果たすことが求められる。このような環境の下、調査や討論、発表を繰り返していくことで、学生たちは自主性や課題解決能力、コミュニケーション能力を身に付けていく。

 学部ごとにゼミの成果を発表する場が設けられているほか、実在の企業からの課題に経済学部、人文学部、社会学部の学生が協働で取り組む「三学部横断型ゼミナール・プロジェクト」という授業もある。

国内で名門ロンドン大学の
経済経営学士号が取得できる

 2015年度から日本初の「ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)」がスタートした。

 このプログラムは、武蔵大学に通いながらロンドン大学と武蔵大学の授業を受講し、すべての試験に合格すれば両大学の学位を取得することができるというもの。

 履修者は、経済学部の入学生の中から語学の成績などで選考した35名程度が対象。1年次の4〜7月に授業や海外での英語研修で徹底的に英語力を鍛え、IELTSスコア5・5以上を取得した上で、1年次の9月からロンドン大学のIFP(基礎教育プログラム)を履修する。この期末テストに合格すると、2年次の9月からIP(国際プログラム)の履修が可能となる。

 山嵜哲哉学長は「このPDPでは日本国内にいながら、世界標準のカリキュラムをすべて英語で学ぶことができます。国内で受講できるので海外留学に比べてはるかに安く、しかも本学の強みである少人数での丁寧な指導を受けられます」と話している。

 現在1〜3期生が履修しており、2期生は24名がIFPを受講し、9月からは14名がIPにチャレンジしている。IPで要求される英語力は非常に高く、万が一、途中で諦めることがあっても、英語圏の他大学へ協定留学する道も用意されている。

 IELTSスコア7.0以上を取得し優秀な成績を収めた学生は、IPの3年次に本国ロンドン大学のLSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)で1年間学ぶこともできる。

 「PDPの授業は大学全体のカリキュラムにも大きな相乗効果をもたらしています。英語によるカリキュラムが本学内に蓄積されることが、日本語によるカリキュラムも世界標準のレベルやスタイルへ進化していく大きな契機となるでしょう。通常の日本語の授業を受けている学生にも、良い刺激になると考えています」と山嵜学長は語る。

人文学部と社会学部でも
グローバル新コースがスタート

 経済学部のPDPに続き、今春から人文学部で「グローバル・スタディーズコース(GSC)」が、社会学部で「グローバル・データサイエンスコース(GDS)」が始動した。

 人文学部のGSCの狙いは、気候変動や紛争など世界的な問題を研究対象とし、国や地域を超え、課題解決に取り組むことができる人材の育成だ。こうした問題を議論するには、高度な英語力が必要になる。そのため、同コースではどの学科の学生も所属できる「英語プログラム」を設置。4年間で履修する講義やゼミの約7割が英語で行われ、授業時間外には「コーチング」と呼ばれる個別指導で学生を徹底的にサポートする。1年次前期の後半には全員が8週間の短期留学を経験する。このほか、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国・朝鮮語のプログラムも用意している。

 社会学部のGDSは、ビッグデータと呼ばれる膨大なデータをトータルな視点で捉え、調査・分析を通して新しい認識や価値を生み出し、組織や社会に提言できる人材の育成を目的としている。1年次に海外で集中的な英語のトレーニングを行うほか、本格的なデータサイエンス関連の科目を履修する。2、3年次には国際ボランティアやデータサイエンス系の職場体験などを経験し、学んだことを実社会で役立てられる力を身に付けていく。

 また、海外留学のためのサポート制度も充実している。世界各国の協定校への長期・短期留学のほか、自ら選んだテーマと研修先で1ヵ月の現地調査を行う「学生海外研修」などがある。

 学内には英語が公用語の国際村「Musashi Communication Village(MCV)」があり、少人数の英会話レッスンや異文化体験イベントなどさまざまなプログラムを用意。気軽に外国語のコミュニケーションを体験できる。

 「本学は、多様な価値観を受け入れられるメンタリティを持った『グローバル市民』を育成する大学でありたいと考えています。そのために、あらゆる学生がそれぞれの個性に応じたグローバルなセンスを磨ける多彩な受け皿を用意しています」と山嵜学長は話す。

グローバルコースへの所属を
確約する入試方式

 経済学部のPDP、人文学部のGSC、社会学部のGDSでは、プログラムの履修や各コースへの所属を確約する入試が設置されている。

 武蔵大学では「全学部統一グローバル型」として、各学部が指定する英語資格・検定試験(4技能)の基準を満たしていれば外国語科目が免除となり、「選択」「国語」のうち得意な1科目の得点で受験できる方式を採用。経済学部のPDPのみ数学が必修科目となる。

 「全学部統一グローバル型」を含む一般方式入試、センター方式入試の出願方法は、Web出願のみだ。

 

 
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