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2017/9 塾ジャーナルより一部抜粋

緊急取材 「従来型の個別指導」から大転換!
映像学習を取り入れた「自立型個別指導」を確立!

  個別指導塾mic(三重県桑名市) 塾長 水谷 秀治さん  
     
2015年本誌5月号「セミナーレポート」でご紹介した個別指導塾mic(ミック)。生徒数100名を抱え、着実・確実に成績を伸ばす1対3の個別指導を中心に地元での人気も高く、信頼も厚かった。そのmicが今春4月、個別指導から自立型個別指導へ切り替え、直後の中間テストで、大幅な点数アップを実現。見事に成果を証明して見せた。個別指導から自立型個別指導へ切り替えたきっかけ、生徒や保護者の反応、成功の秘訣や苦労した点、これからの展望について、水谷秀治塾長に緊急取材を試みた。

きっかけは講師の人材確保問題

 桑名市役所前という好立地。開塾から11年目、地元で100名規模の個別指導塾として順風満帆、着実に実績も上げ、知名度も高まっていた。個別指導から自立型個別指導へ転換したきっかけを聞くと、「ここ数年、生徒数は順調に伸びているが、講師の質はもちろん量も確保できないため、求人費は増大。何とかなる前に手を打たなければという危機感がずっとありました」と水谷塾長は話し始めた。

 市内に国公立大をはじめ、総合大学を有しない土地柄であるため、優秀な講師スタッフを一定数集めるのは非常に困難。従来型の1対2や3の個別指導をいかに維持するかが最大の課題だったという。

 その対策として、アルバイト学生の指導能力にかかわらず、誰が教えても一定レベル以上の指導方法を身に付けられる指導マニュアルを作成。また、地域のシニア層に着目し、戦力に加わってもらう策も講じた。しかし、今どきの無責任な大学生に振り回され、プライドの高いシニア層からは塾経営の自説を押し付けられるなど、心身ともに疲弊する日々が続く。

 生徒たちの成績アップを真剣に考えたとき、従来型の個別指導では限界があるのも事実。「勉強は教えてもらうものではなく、自分でやるもの」だからである。

 そうはいっても、いわゆる集団塾や自立型学習塾では成績中間層にはハードルが高すぎる。自立型学習塾の勉強会やセミナーに参加、全国の成功塾にも足を運び、熟考を重ねるも、葛藤が続く。

映像教材eduplusとの出会い

 そんな折、たまたま(株)名大スカイ主催の勉強会に参加。「生徒の指導はAI(人工知能)でできる。その他の面で人間にしかできないことをやればいい」という内容に水谷塾長は衝撃を受け、すべてが胸にストンと落ちた。

 名大スカイの映像教材eduplus(エデュプラス)は、オンライン講義を受講するスタイルとは異なり、手元にある教材がそのまま画面に映し出され、それを見ながら、問題の解法や重要ポイントが瞬時に理解できる仕組みになっている。勉強会で知り合った塾の先生から、1対5から6人で、映像教材のない1対3よりも指導はスムーズにいくとアドバイスされる。

 それでも水谷塾長は躊躇していた。集団指導から自立型個別指導への転換は成功しているケースが多いが、個別指導から自立型学習指導へ転換した成功例は聞いたことがなかったからである。

 しかし、転機は訪れた。決定的ともいえる社員の問題が発生。もうダメだと踏ん切りがつく。2017年になり、塾長1人、アルバイト1人でも回せるくらいのシステムにしようと決断。2月に小学生は1対4の個別指導、中学生はタブレットにより映像指導を取り入れた自立型個別指導への転換をDMで案内すると、20人近くが退塾。新体制時は70名でのスタートとなった。

 新規問い合わせでは、映像を使った授業であること、先生が巡回するから安心と伝えても、一流講師が講義をする授業を見るスタイルだと思われ、無料体験まで行き着かない。

 「映像を見ずに遊ぶのではないか、個別に指導してほしいという親御さんが多い。成績中間層に最適な映像教材だというのをご理解いただくのに時間がかかりました」と水谷塾長。

「とにかく中間」を合言葉に
成果を実証

 退塾者が続く中、50名まで減ってもしょうがないと腹をくくったが、「とにかく中間」を合言葉に、成績を上げることに全力を傾けた。

 その結果、今までにない成績アップを達成。面白いように入塾への問い合わせも増え、無料体験へとつながり、塾生も80名に盛り返した。クラスに成績が上がっている生徒が1人か2人いたら「最近成績が上がっているけど、どうしたの?」と聞くことが大きな宣伝につながったようだ。

 また、無料体験をした生徒は100%入塾。学校でわいわい騒いでいる生徒が、この学習スタイルで静かに取り組んでいる姿を目の当たりにすると「え! あんな子が!」というインパクトを与えるという。

 「4月から軌道に乗り始めましたが、社員の問題がなければ、転換に踏み切れなかったと思います」と振り返る。「自立型個別指導とは、と説明すればするほど、親御さんの不安をあおるかたちになった。最終的には、『絶対に成績を上げる! 死んでも成績を上げるから!』と、僕の必死さと熱意が生徒や親御さんに伝わりました」。

 自立型に切り替える際、周囲には反対する人のほうが多かったが、尊敬しているある塾の先生が「水谷先生なら大丈夫」と背中を押してくれた。

 個別指導から自立型個別指導への転換はノウハウがないため、何がなんでもやるという先生の力量次第。信頼していた塾の先生からの一言が、現在につながる原動力となったのである。

 「全国各地、特に地方の個別指導塾では、人手不足により経営自体が揺らいでいるケースもあると思います。失敗点も含めて、僕の経験が少しでも熱意ある全国の塾長先生の参考になれば、これほど喜ばしいことはありません。ぜひ一度、授業を見にいらしてください」と水谷塾長は言う。

 前例がないからできないと考えるより、チャンスと考えて行動する水谷塾長は大学院卒で学究肌。塾業界、子どもたちの未来や日本の教育のあり方を考え、自分に何ができるかを絶えず研究中だ。

 「きっかけ一つで成績が上がる! 未来が変わる!」という理念のもと、塾生100名体制と多店舗展開を視野に、頭の中には青写真ができているようだ。

 

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