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2017/7 塾ジャーナルより一部抜粋

ズームアップインタビュー この人に聞く122
創業以来の平均成長率は130%!!
社会と前向きにかかわる人間力を育てる

     

株式会社 創英コーポレーション
代表取締役 豊川 忠紀さん

 神奈川県平塚市で創業、今年で18年を迎える株式会社創英コーポレーション。代表取締役の豊川忠紀氏は、約50種もの職業を体験した上で「仲間たちと高い目標に挑む」という自らの方向性を見つけ、学習塾「創英ゼミナール」を立ち上げた。現在では神奈川県下に74校を数え、他にも認可保育園運営や不動産事業などを展開している。昨年8月には本部を平塚市から中心地・横浜市の横浜ランドマークタワー42階に移転した。同社の成長の要因と今後の展開について、代表取締役の豊川忠紀氏に聞いた。

信頼とチャレンジの
連続が成長の要因

── 「塾ジャーナル」を20年やっていますが、42階という高層の塾は初めてです。

豊川 私どもの創業地区は神奈川県西部の湘南エリアで、現在、展開しているエリアが中心地の横浜市になってきています。立地的に本部が中心地になかったということもあり、利便性も考えてこちらにしました。

── 移転されてスタッフの方々のモチベーションは?

豊川 みんな非常に喜んでくれています。例えば社員が家族に話したら、子どもが「パパの会社すごいね!」って言ってくれたとかね、取るに足りないことかもしれませんが、そんなことがすごく嬉しいんです。

 創業の頃は本当に小さいところからスタートしていますが、大きく立派な会社に入るのではなくて、『小さい会社だけど、みんなの手で一緒に大きくしていこう!』と頑張ってきた。仲間と喜びを一つひとつ分かち合えたらいいと強く思っているんです。

── 1999年に設立、9坪からスタートされたのですね。

豊川 入会面談に来たお母さんに、「先生、教室はどこですか?」っていつも聞かれていました。「お母さん、ここですよ」「え? ここですか?」って(笑)。玄関、トイレ、事務机、全部入れて9坪ですから、教室として使えるのは8畳くらいでした。

── 開塾前はいろいろな業種を経験されたとか。

豊川 そうですね、正社員、契約社員、アルバイトなどを含め、約50種くらいの職業を体験しました。

── 自分が何をしたいか、手探りしていたということでしょうか。

豊川 自分に何が向いているか、わからなかったですね。住宅関係、飲食、アパレル…探偵もやったことありますよ! それだけいろいろ経験しても、結局、何をやりたいかわからなかった。でも、仲間と一緒に高い目標にチャレンジするのが好きだということはわかりました。だから、何をするかよりも誰とどういう仕事をするかが大事なんです。

── 仲間との出会いですね。

豊川 そうですね。今うちにいるメンバーには、ピカピカのエリートとかカリスマ性のある人は、僕を含めてほとんどいません!(笑)。みんなで力を合わせてエリート集団に勝てる仕事をしていこうと。

── では、学習塾という業種は後付けだったと。

豊川 でも、今は子どもたちとたくさんかかわり、地域社会の現状を見て、「教育でこの状況をなんとかしなければ!」という強い思いはあります。ただ、当時は「いい仲間といい仕事をして皆で良くなろうぜ!」という思いで活動を始めたので、そのときは正直、学習塾じゃなくてもいいと思っていました。

「夢見る力と大きな感動を」が理念

── なぜ、学習塾を選んだのでしょう?

豊川 まずひとつに、子どもが好きだということ。僕はいろんな職業にチャレンジしてきたので、考えるより「子どもが好きだし、やってみよう!」ということで始めました。それから18年、ずっと転職しない初めての仕事です。

── 業績も右肩上がりに伸びていらっしゃる。

豊川 生徒数は増えており、出した校舎は撤退したことは一度もなく、赤字の校舎もひとつもない。作った校舎は必ず黒字化して、いま現在も営業しています。直営で74校舎ありますが、短期的に神奈川県内で100校舎まで作ろうと考えています。今後、県外に出ることもあるかと思いますが、一旦、県内でしっかり固めたほうが、地域の皆さんにも貢献しやすいと思っています。

── 平均成長率130%。伸びてきた要因をお聞かせください。

豊川 私たちはこの130%成長を事業計画として作成し、それに合わせるようにしてやってきています。よく「無理してませんか?」と言われるんですが、多少無理をしています(笑)。ちょっとした無理も17年連続でやってきましたから、僕らの中では大事なことなんです。メインバンクに事業計画を持っていったとき、当時の支店長には笑われました。その悔しさもバネになっています。「少子化とか不景気とか言われる塾業界だけど、高い志をもって、本当にみんなでいい塾を作って、高い業績をあげよう!」という志に賛同する仲間が増えてきて、意地でも乗り越えてきました。

── 今、個別指導は飽和状態。そんな中でここまでやってこれたというのは、何が要因なんでしょうか。

豊川 つまらない答えで申し訳ないのですが、ひとつは教室にいる人間。「ちょっと明るい良いやつ」が子どもと楽しんでいるんだと思います。ものすごい授業がうまいとかカリスマとかじゃなく、子どものために親身になれる「ちょっと良いやつ」が子どもとかかわっている。やはり、そこにいる人が魅力的か、親身になってかかわってくれるとか、「この先生でよかった!」と思ってもらえる人かどうかが大切だと思っています。

── 子どもたちに勉強を教えて成績を上げるということではないと。

豊川 語弊があるかもしれませんが、僕らの仕事は教科指導や受験指導だけがすべてではないと思っています。それらは商品サービスとして提供しているけれども、本当にやるべきは、子どもたちが夢をもって社会に出て、活躍できる人間に育てること。だから受験で合格させることは、僕らが最優先すべきことではなく、それを通じて、その子たちが何を身に付けるかということが重要だと思っています。

 例えば、努力できること、目標を持つこと、計画できること、自分の意見を持つこと。また、人の目を見て話を聞くとか、自分の言葉で自分の意見を相手に伝えるとか。相手の想いを想像する、感情を受け取る。人として、社会に出たとき、できるといいことはいっぱいあるじゃないですか。そういうことがちゃんと教えられるかどうかということが重要です。

 スポーツを極めた子って、すごく精神的に立派なものを身に付けているじゃないですか。勉強も受験も一緒だと思うんですよ。

── 経営理念にも「夢見る力と大きな感動を」ってありますね。

豊川 本来は親や学校の先生、子どもにとって身近な大人たちがそれを伝えるべき。でも、親ももうそれを見失っていると思います。実際、親も子育てを学んでいない。背景に絶対的に言えるのが、核家族化があります。昔は身近におばあちゃんや親戚のおじさんおばさんがいて、若いお父さんお母さんが学べる環境があった。今は子育てを学べるコミュニティがない。ましてや女性の就業率が高くなっていて、親だけで子育てを完結させることが物理的に難しい。

 また、以前、地域では学校の先生は一目置かれる存在でした。それが今では、先生の言っていることは絶対ではないというのが、子どもの中で常識になってしまった。そこで僕らは第3の大人として、子どもたちにかかわっていく必要があるのではないか。子どもが前を向いて世の中に出て行くために必要なことは、教科と受験指導の中で身に付けさせないといけないという使命感を持ってやっています。

質(指導)にこだわりつつ
事業拡大を

── 塾経営以外にも事業展開されていますが。

豊川 現在、グループ会社がいくつかあり、社会福祉法人の認可保育園は5園目を建設中です。他に内装工事の会社や、うちの店舗開発の部署がスピンアウトする形で、一般的な不動産業をやっています。認可保育園はプロを連れてきて任せているのではなくて、塾のスタッフと一緒に僕らの手で作りました。実績がないので、なかなか行政から認めてもらえず、3年くらいかかりました。

── なぜ保育事業に参入されたのですか。

豊川 保育事業は非常に価値があると思いましたし、社会的にも需要があると思って始めました。待機児童の解消など、しょっちゅうメディアで騒がれていますよね。ただ、単に預かるだけでなく、僕らがもう少し低年齢から子どもにかかわることができたらいいなと思っておりましたし、同じ「夢見る力と大きな感動を」という理念のもとに、保育を行っています。

── 第一創業期が充実してきて、これから第二創業期になりますが。

豊川 僕らは常に社員みんなで次のステージというのを意識していて、どんどんステージを上げていきたいと思っています。会社として個人としても。無理だと言ったら始まらないし、やれる世の中だと思っているので、常に「やってみよう!」と挑戦しています。

── 人材採用についてはどんな思いで行っていますか。

豊川 僕はピカピカで仕事ができる人よりも、「いい人」の集団を作りたいんですね。人の役に立てるとか人に好かれるとか、人として魅力のある人を採用しているし、僕らもそれを目指しています。

 今、学習塾事業部の社員で130人。講師は1,000人超くらい在席しております。ただ、個別の講師を集めるのは苦戦してますよ。求人費も結構かけていますし、学校に紹介してもらったり。正社員も講師も学歴や仕事ができるからではなくて、まずは人柄ですね。新卒だと3回は面談を行います。一緒に仕事したいと思える人じゃなかったら、優秀でもそこで不採用。僕が「この人好き!」って思える人じゃないと通さない(笑)。

── 46歳はこの業界ではまだまだ若手。これからのビジョンなどお聞かせください。

豊川 こういう場合には生徒数、校舎数、売り上げなどがよく取り沙汰されるんですが、僕らは今後「質」ということにこだわっていきたいということを強く思っています。それは指導という意味です。先ほども言いました、教科指導とか受験指導ということではなく、世の中に前向きに出て、しっかり活躍できるような子どもたちをどんどん育てたい。そういう意味での「質」というものを高めていきたいですね。

── 本日はありがとうございました。

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