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2017/3 塾ジャーナルより一部抜粋

「いのち」について考える 公開シンポジウム
第5回 教育

  2017年1月28日(土)/会場 芝学園講堂(東京都港区)  
     
 第三代校長・渡邊海旭氏の就任百周年記念事業「『いのち』について考える」シンポジウムでは、仏教・医療・芸術・科学から「いのち」を考えてきた。最終回の第5回では、高大接続の問題克服の展望や大学の授業改革を紹介。予見不能の未来を生きていく子どもたちが身に付けるべき力、その育成に情熱を賭ける教育者が結集した。

 

 「今年度、本学園は創立110周年を迎えます。さらに百年先の未来を見据えながら『いのち』を見つめる本学の人間教育を進めて参ります」と芝学園理事長・小林正道氏が開会宣言した通り、記念シンポジウムの最終テーマは、子どもの未来に直結する「教育」。春日利比古校長は、保護者も多く占める500人の観客に向けて、「芝が行っている『いのち』を大切にする教育内容を、中等教育機関として社会に発信することは義務だと思っています」と語った。

◆基調講演
いのちを生きる
子どもたちのために
高大接続改革の展望

日本学術振興会 理事長・前慶應義塾長
安西 祐一郎氏

 父は海旭先生の教え子で22回生です。父が生きた高度成長期は、皆が高品質な製品作りに邁進した時代。現代の労働は、多様な社会背景を背負う人たちが交渉し、協働する風景です。それは小・中学校で「協働学習」の形で展開されていますが、高校の授業は大学入試を改革しない限り変わらない。ここに高大接続の問題があります。

 子どもたちが社会人になる頃、雇用や業種は大きく変化しています。その中で彼らが「いのちを生きる」とは「未来に生きる」ことだと思います。

 主体的に、多様な人々と協力して、感謝し、誇りを持って生きること。自信・誇りの源となるのは、周囲の人々とのつながりや温かい記憶、応援する人の存在、安心して戻れる場所です。予見できない社会で食べていくためには、そして、幸せに生きるために何を身に付けるべきか。大人は想像力を駆使して提案し、伝え続けなければいけません。

◆シンポジウム
社会で「生き抜く」力を大学で
身につけさせることができているか

西山 宣昭氏/コーディネーター
(金沢大学 国際基幹教育院 教授)
青野 透氏/パネリスト
(徳島文理大学 総合政策学部 教授)
杉森 公一氏/パネリスト
(金沢大学 国際基幹教育院 准教授)

西山 若者がこの厳しい時代を生き抜くために必要な能力や精神力。それを大学教育に携わる我々は、社会で生きるための「いのち」と捉えます。

杉森 善く生きる、社会を形成するためには、主体的に学び続ける力を持つこと。社会は「対話と協同」の場です。教室も近づけていかないといけません。

西山 研究や職場では必ず問題に直面します。まず問題点を明確にし、解決する仮説を立てて検証、知見・結論を表現できる論証能力の育成も必要です。

青野 自分だけが知る知識が問題解決の場で必要になった瞬間、自己肯定感が生まれます。そのときアクティブラーニングにおける発表や表現、多様性の重要性が効果的に伝わります。

 教育は人を自由にするもの。そして選択の自由と責任も担います。生きる、学ぶということは、主体的に選択して行動する、ということではないでしょうか。

杉森 対話や討論から何かを見つけようという好奇心は学者だけのものではないはずです。知に触れる感動を共有し影響し合い、互いの自由な思考を尊重する。それが社会を作るのだと思います。

◆対談
〜再び仏教から「いのち」へ〜

大谷 徹奘氏
(法相宗大本山薬師寺執事 77回生)
林田 康順氏
(大正大学 仏教学部仏教学科教授 79回生)

林田 お釈迦様の教えを守る人々が身に着ける袈裟、その経糸を「お経」と言います。そこには時代を越えてご先祖様から私たちに守り伝えられ続けるもの、という意味があります。

大谷 「六方礼経(ろっぽうらいきょう)」は、東に両親、ご先祖様、南に先生、西に家族、北に友達、下に仕事を支える人々、上に神仏がいると教えます。その中心に自分がいて「いのち」を包んでくれています。六方を裏切らない生き方、それが「いのちを生きる」ことだと思います。

人間の生活規範を説いた経典。

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