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中学・高校受験:学びネット

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2015/11 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート 工藤塾に学べ!
トップクラスの講師による完全個別のオーダーメイド授業にこだわった
国公立私立医学部受験、東大・京大など最難関大への合格に特化した塾

     

工藤塾/追手町本部教室(静岡県静岡市葵区)
代表講師 工藤 勝彦さん

高校の英語教師経験を経て、大学院に戻る。その後、戦略コンサルティング会社、大手塾・予備校の事業部長として活躍。講演業務の傍ら、大学にて講師を勤める。2008年より医学部に特化した塾の代表講師として独立。

 2012年の設立以来、静岡から医学部や超難関大学等の合格者を輩出している塾。完全個別のオーダーメイド授業は、小学校4年生から90分授業で行われる。妥協のない講師陣は、そのほとんどを各生徒の講習時間に合わせて医学部合格指導経験者を東京から呼び寄せており、担任を中心にチーム制で、生徒一人ひとりに対して、質の高い受験教育の提供をしている。地方にありながら、首都圏の医学部予備校に通うライバルたちに打ち勝つための環境が整えられており、意識の高い保護者からの指示も高く、塾は活気にあふれている。代表の工藤勝彦氏に塾での取り組みを聞いた

全国で通用する学力を静岡に
地元から医師を目指すため
地元医師からの要望で開塾!!

 もともとは医師のご子弟の医学部進学のためのプロジェクトチームを起源にもつ工藤塾。目的達成後、静岡という地方の医師不足への対応と、地元から医学部進学を希望される生徒たちのためにも、このまま指導を継続してほしいという医師の保護者の要望に応えて塾として設立。以後、毎年最難関と言われる医学部への合格者を出し続けている。

 静岡の中心地である静岡市役所のすぐ隣という一等地に本部を開校後、圧倒的多数の医学部希望の生徒をはじめ、難関大学志望者にも対応している。街の中心地ということもあり、大手の塾も立ち並ぶ中、静岡の地において異色の塾として存在感を示している工藤塾長に特徴を聞いてみた。

 「工藤塾では講師陣の質に重きを置きながら、生徒一人ひとりに合わせたチームを編成し、より合理的にゴール達成を目指す形をとっています。まず入塾後は、講師と生徒が一緒に目標を立てることから授業が始まります。超難関の受験を勝ち抜くには、入塾後や将来を見据え、目標を明確化することが何より大事だからです。その後は、生徒の性格や素質などを考慮しながら、合格に必要な学力、能力が最短で身に付くよう、個人別の戦略的なカリキュラムを立てて、学習を行っていきます」

 生徒に合わせてプロ講師を集め、担任を中心に指導方針を決定し、指導の開始後もバランスを考慮して、時にはカリキュラムを変更する。こうしたオーダーメイド型授業・カリキュラムの意味は大きいという。

 「講師陣は生徒の意欲を常に高く保ち、一人ひとりの能力が日々マックス状態で発揮できるようにじっくりと取り組んでいます。講師は生徒にとってベストパートナーであるべき。講師が寄り添うことで、生徒は講師に対して安心感、信頼感をもって接するようになり、どんなに高い目標にも意欲的に挑戦し続けられるようになるのです。

 入塾対象は小学4年生〜高校3年生・既卒生までですが、特に中学生時代は意欲さえあれば、学力がぐんと伸びる時期ですので、1対1で柔軟に指導できるその効果はとても大きいと言えます」

●指導のポイント
講師と生徒が一緒に目標を立て、明確化することで、意欲を高める個人別のオーダーメイド型授業が可能

私学との業務提携による
新しい塾のカタチも話題

 将来を見据えて、医師に必要な人間性をも育てる必要がある。そのために、小学生から継続的に指導する必要性を感じていたという塾が、小・中・高の一貫教育を掲げる静岡サレジオと業務提携したことも興味深い。

 「医師を目指す気持ちをしっかり持ち、努力すれば、合格できるというシステムがどうしても必要です。そのためにも、高校からでなく、小学校から継続的に指導したいと思っていました。

 サレジオの子たちは低学年の頃から、人間性の土台や学習の基本を学んでいる子が多いので、業務提携をするのにふさわしいと感じました。

 今、医学部は簡単なところでも、非常に偏差値が高くなっています。では、なぜ合格できるのか。一番大切なポイントは、医師になりたいという目的がはっきりしているということです。そのため、入塾時の面接では、その子が医学系大学に進んで、医療従事者として何をしたいのかという目標をしっかりもっているかどうかを見ます。日本人に一番不足しているのが、自分で価値ある問いを立て、それに答える力です。医学部の小論文ではまさにこの力を問われます。日本人という言い方をしましたが、国際的というと、英語力だと思われがちですが、実は海外で評価されるのは、明確な目標を持ち、自分がどう貢献できるのかを常に考えて成長していく人です。

 例えば、医学部に行くのが医師になるための手段だとしたら、次は医師になる目的は何か。それが手段だとしたら、その目的は何かというように、次々と目的と手段を入れ替えて深めて考えていくのです。また、当塾では、生徒が『なぜその答えになったのか』を説明しながら、出題者の考え方へと導く方法を取っています。この考える力は、高い目標を立て、達成する力を養います。そして、これは入試の面接だけでなく、医師になってからも大いに役立ちます。

 できれば、このように考える力は、小学生の頃から身に付けてほしいとつねづね考えていました。塾としての目標は、何といっても医学部合格に導くことですが、ただ、医師になるには、人間性の土台も大事で、そこは学校が中心になって進めてくださる点も提携の意味があると思います。

 塾が一つの学校と提携することや、学校が明確に進学先を定めることには、少なからずデメリットもありますが、リスクよりもメリットを取るかたちで提携を結ぶことができたことは、特異な2つの出会いがあって、初めて成り立つのかもしれませんが、改革を嫌う教育業界に新たなスタイルを示せると思います」

●運営のポイント
医師に必要な人間性を育てる必要があるため、小・中・高の一貫教育を掲げる静岡サレジオと業務提携

プロ講師の
将来設計も示す

 昨今、学習塾業界は再編が続いている。その中で働く『プロ講師』の将来設計にも言及している。

 「指導している先生方は、信念をもって指導している実力派の《プロ講師》たちです。ですが、いわゆる個人経営者であり、将来に不安を感じている方も多い業界なので、当塾では積極的に専任講師への採用を行うこともしています。指導する側の将来設計につなげて、塾業界全体の活性化につながればいいですね」

●経営のポイント
専任講師を積極的に採用することにより、講師の将来設計や塾業界の活性化につなげる

塾ジャーナルコラム執筆者の平野晃康氏より投稿

 

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