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2013/7 塾ジャーナルより一部抜粋

セミナーレポート にしかわ学習塾に学べ!
大阪の人気エリアで開塾10年 大手が真似できない独自の手法で運営

     

にしかわ学習塾(大阪府大阪市西区)
塾長 西川 幸一さん

1961年大阪府堺市生まれ。小学校教員になるために教員免許を取得したものの、学校教育に疑念を抱き、地元の塾に就職、2年後にスカウトされ、大手塾に転職。主に中学受験の算数を担当。自分のしたかったことを実現させるために退職し、にしかわ学習塾を開塾。

 少人数自立学習専門塾のにしかわ学習塾は、大阪市営地下鉄西大橋駅から徒歩5分のビルにある。塾長の西川幸一さんが10年前にこの地に開塾を決めたのは、堀江地域の人気と都心回帰で、転居してくる家族が増えているためだ。現在では子どもの数が増え続けている希少価値の場所である。反面、大手塾も進出している地域でもあるが、同塾では独自の運営と大手間のチラシ戦略が功を奏して、最近ではチラシを出さなくても生徒は集まっている。その独自の運営をレポートした。

パソコン学習システムを
主軸に指導

 西川塾長は、もともと大手進学塾で中学受験の算数を専門に指導してきたが、管理職になると、会社の考えと自分がやりたいことにギャップが生じ、退職を決意。成績を上げるノウハウには自信があったこともあり、その後は独立して個別指導の学習塾を開業することに。地元の堀江地区での開塾を目指して、周辺地域の主要な塾、近隣の学校のレベルなどを調べた結果、この土地は子ども増加の条件が揃っていると判断できたという。

 2003年7月、ビルの2階で少人数制の学習専門塾として、講師は使わず、「吉備システム」のみでスタート。生徒の質問を聞きながら説明をする、という指導法で進めていると、3年目から生徒数が増加。一時は、学年も教科も違う50人を超える塾生を一人で管理することになり、授業時には質問の順番を待つ、次の学習指示を待つなど、手持ち無沙汰になる子どもも出てきた。

 「吉備システムだけで教えることに無理が出てきました。他社の映像を取り入れましたが、慣れてくると、聞き流してしまう子どもも現われ、受け身になってしまう。様子を見ながら進めましたが、映像は断念しました」

 西川塾長は、子どもの集中力を保ち、成績を上げるには、どのシステムを使うとよいか、一人ではどうしても判断が難しいこともあり、話を聞いたり調べたり、日々、研究している。今春からは、子どもが自分で操作をする、インターネットを使った対話型アニメーション教材「すらら」を取り入れた。まだ、試行錯誤の段階だが、子どもたちの反応はまずまずだ。

 学習塾で映像授業を取り入れることは、今や主流となっている。にしかわ学習塾の教室にも、授業用と自習用に子どもが自由に使えるパソコンが、13台設置されている。黒板を使っての集団授業をしないのは、「学校と同じことをして繰り返しても仕方がない。学校でできないことや、させたいけれどできないことのフォローをしていきたいと思います」と西川塾長は話す。パソコン学習システムを取り入れることで、大手進学塾や学校と差別化を図っているといえる。

●経営のポイント
大手進学塾や学校ができないシステムを専門的に取り入れる

個別のレベルに応じて
システムを組み合わせる

 開塾当時から、吉備システムを導入。教材展などで吉備システムの存在は知っていた。一人塾長で開塾するのに強力なツールになると考えていたこともあり、岡山の販売店を訪ねて、直接、システムの使い方の説明を受けたという。

 「吉備システムは、豊富な問題数と同じようなレベルの問題でも、少しずつ内容が違うため、生徒が自立して問題を解けるところが魅力です」

 西川塾長は生徒の指導において、吉備システムとすららの組み合わせをどうするか、学校の授業進度を聞きながら、適切な判断を下して進めている。ある程度の学力レベルを持つ生徒には、吉備システムのみで学習を進めていく。一方すららは、学校の授業についていくのが厳しい子どもには有効だ。片方だけの生徒もいれば、両方を使いこなす生徒もいる。今では、一人ひとりの理解度に合わせた学習方法だと、生徒・保護者から評判を呼んでいる。

 そもそも、勉強が好きな子どもは少ない。西川塾長は、入塾面談で方針を決定するにあたり、生徒が苦手な科目のつまずいた箇所を聞き出し、そこからできるように指導を始め、成績向上へと向かわせていく。「子どもは、したいこととしたくないこと、やるべきこととやらなくていいことの違いがわかっていないので、時間をかけて、わかるまで話します」と、勉強の取り組み方の重要性を話す。

 今春3月のすらら導入に合わせて、単科だけを教えることをやめて、小学生は国・算の2教科を、中学生は英・数・国の3教科を全生徒に受けてもらうことにした。中学生のコマ数は、3教科を4コマとし、生徒の苦手な科目は2コマ取るなど、個別に調整している。

 また、国語を全員に義務付けしているのは、読み書きができない子どもが多いと感じており、基本的な部分を大切にするためである。小学生の算数は、がくげいのスタディパークと吉備システムのプリントを使って指導をする。国語は、わくわく文庫による速聴読と漢字の練習が基本。さらに、文章を言葉としてとらえることができるようにするiSO式速読を取り入れることを検討している。

●運営のポイント
生徒全員の指導教科を統一

●指導のポイント
学力レベルに応じて、システムを使い分ける

時代や子どもに合わせた
指導法

 にしかわ学習塾に通塾している子どもの大半は、近隣に住む子どもたち。塾周辺は、この10年で、大手、個人、フランチャイズなど、10件以上の学習塾が進出している。大手が参入してくることで、保護者への宣伝となり、ここ数年はチラシを出さなくても、口コミやホームページを見て、生徒が集まってくる。

 学習塾経営者の中には、パソコン学習に興味はあっても、その分野に弱い人もいるだろう。西川塾長は「同じような指導をやるなら、変えてみてもいいのでは。やってみて、前のほうがよければ、戻せばいいのです。学習塾は変わり続けなくてはいけないのではないかと思います」と、新しい指導法を取り入れることについて話す。

 テスト前のにしかわ学習塾は、授業に来る生徒と自習に来る生徒で教室は満席だ。卒塾生も頻繁に訪ねてくる。OBたちが参考書を寄付する伝統があり、それらの本は、10数坪の部屋の小さなスペースに、奇麗に並べられている。現在、思うような塾の形式に向けて挑戦中だ。

●経営のポイント
何もしないでいるよりも変わること。そして、変わり続けながら、塾の形式を確立していくこと

 

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