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2010/1 塾ジャーナルより一部抜粋

河野優の超〜塾長爆裂対談

第七弾:株式会社SRJ 代表取締役 堀川 直人

河野 優(こうの まさる)
[ 学習塾経営研究会 主宰 ]
大学を卒業後、大手通信メーカーに入社。そこで国際向け電子交換機のプログラム開発に携わる。30歳の時に、一身上の都合で地元に帰り、縁もゆかりもない場所で塾(開進スクール)を立ち上げる。塾を立ち上げた翌年より、学習塾ニュースの配信開始。現在の読者数は、約1000名。
その後、学習塾経営研究会を発足、全国の塾長のためのネットワークを構築。
主な活動には、千樹会(100人会の姉妹団体)代表幹事、学習塾経営セミナーの開催、100人会の主宰、その他、個人塾の経営、及び、販売支援など。
株式会社SRJ 代表取締役 堀川 直人
1998年2月にウィザスグループの教育総合商社として開業。現在では、塾用教材だけでなく速読をはじめキャリア教育などの開発も行っている。また個人塾をパートナーと位置付けており、様々なセミナーを開催、個人塾の発展にも力を尽くしています。

河野(以下──) 早速ですが、SRJさんといえば、速読が有名ですが、速読の塾への導入実績等は現在いかがですか?

堀川 塾数では150法人前後、教室数で言えば400校くらいでしょうか。

── それはすごい!速読をされている塾からは、どんな感想が上がってますか。

堀川 子どもたちが、本を読むようになったということは、どの塾さんでも言われます。
後は、以前、TV番組でも紹介されていたのですが脳の活性化に役立ちますので集中力がついたというような話も伺います。

── で、最近はキャリア教育などにも力を入れていると?

堀川 今の子どもたちには、目先の勉強だけでなく将来を見据えた勉強が必要だという想いで、数年前に会長が始められたものです。NPO法人「青少年キャリア教育協会」のご協力のもと、意欲喚起講座「みらい」として完成しました。

── この講座の評判はいかがでしょうか。

堀川 実は、保護者の方からの評判が良く、「こんなことを教えてくれるの!」と感謝の言葉をいただいております。とにかく現在は、自分の親の仕事をあまり理解していない子どもが増えています。そのような中、自分たちを支えてくれているお父さん、お母さんは、どのような仕事でどうやって社会に貢献し、お給料を頂いているのか?という教育は、非常に大切だと実感しています。

※ウィザスが事業展開する第一ゼミナールは、ご存知の通り大阪を中心とした大手塾です。個人塾と大手塾の大きな違いは、塾を塾と捉えるか、教育産業と捉えるかです。個人塾は、ある意味、大手塾の先生よりも地域に、各家庭に深く根ざしているはずです。そのメリットを生かして、個人塾こそ地域・保護者へのサービスを充実させていきたいものです。

── この「みらい」というのは、講座になってますけど、どのようなものですか?

堀川 テキストになってまして、これです。(手渡してくれる)内容に応じたDVDがありますので、それを見ながら授業を行うという感じです。第一ゼミナールでは、特別講習時に無料で、特別コースとして実施しています。

── 集客にもつながりますかね。

堀川 直接的に、これで外部生が増えるかどうかは、分かりませんが、評判もよく、TVや新聞にも記事が出るなど注目度は高いですね。

── なるほどですね。では、今後、SRJとしての目標を教えてください。

堀川 目標といいますか、やりたいことは、個人塾の皆さんと緩やかなネットワークを構築して、この国の教育をもっとよくしたいということです。私の会社の親会社は、大手塾ですが、各地域を見ますと、やはり強い個人塾といいますか、地域に根ざした塾というのがあるわけです。そのような先生たちと一緒になって、子どもたちの将来のため、教育のために価値ある商品を提供・開発していきたいと考えています。

── ネットワークですか?

堀川 そうです。なかなか難しいとは思うのですが、例えば河野先生のされているような会とか、もしくは代表幹事をされている千樹会のようなものから、何かのユーザー会のようなものまで含めて、各塾さんと情報の共有が出来ればと考えています。

── なるほど。では、具体的にSRJさんが個人塾の方々に今後提供していく何か具体的なサービスとかはありますか?

堀川 そうですね。一応、教育関連の総合商社ですので色々と商品は考えていますが、それ以上に使い方を含め、サービスの提案をしていければと思います。

── 個人塾の皆さんは、指導に一生懸命で、なかなか新サービスとか新しいニーズに対応するということは難しいですので、喜ばれるでしょうね。

堀川 ええ、そうあって欲しいと思います。

── 本日は、どうもありがとうございました。

堀川 ありがとうございました。

※SRJは、速読を日本に広めた会社です。今後は、速読に限らず、キャリア開発などの分野にも進出する予定です。個人塾は、大手塾よりも地域の子どもに「近い」存在でなければなりません。その際、子どもの究極の姿を考えた指導を行えるかどうかが大切だろうと考えています。知識を詰め込む、合格をさせるというのは、ある意味、塾のメイン商品ではあるでしょうが、それはひとつの目標であり、目的ではないはずです。私塾が日本の教育を支えているという現実を考えたとき、目先の合格だけでなく、それを越えた部分にまで責任を持つ、サービスを展開するというのは今後の塾の存在意義となるひとつの柱ではないかと考えます。

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