講演後には質疑応答の時間が持たれ、参加者からの質問が相次いだ。(一部を紹介すると)
── クレームを受けることはありますか。
湯口 授業が騒々しいというクレームを頂戴したことがあります。そのときは、授業が活性化しているせいなのか、単に騒がしいだけなのか、状況を把握した上で、押さえ気味の授業をするようにして保護者に見ていただきます。改まらないようであれば担当の先生を変えます。
── 職員の人数が増えるに従って、塾長の熱意が全体に伝わりにくくなるように思います。先生を育てていくためにどのような方法を採られているのですか。
湯口 私どもは今年25年目ですが、社歴10年以上の職員が何人もおります。彼らの授業を新任職員に見学させることから育成を始めます。また、先生一人ひとりが塾長であるという意識で授業をすることです。
── 受験に失敗した子どものフォローはどのようにされているのですか。
湯口 香川県は高校受験の場合、公立志向で今年の競争率は1.26倍でした。湯口塾からは327名受験して7名が不合格になりました。落ちた子どものショックは相当なものです。しかし長い目で見れば、高校受験失敗はそれほど重要なことではありません。3年後に国立大に合格した子どもは何人もいます。ですから不合格になった子どもの家へ行って話をし、そういった例を挙げて精神的に立ち直らせることが大切です。そして次の目標に向けて早くスタートを切らせるのが私たちの仕事でもあります。
湯口 香川県は高校受験の場合、公立志向で今年の競争率は1.26倍でした。湯口塾からは327名受験して7名が不合格になりました。落ちた子どものショックは相当なものです。しかし長い目で見れば、高校受験失敗はそれほど重要なことではありません。3年後に国立大に合格した子どもは何人もいます。ですから不合格になった子どもの家へ行って話をし、そういった例を挙げて精神的に立ち直らせることが大切です。そして次の目標に向けて早くスタートを切らせるのが私たちの仕事でもあります。
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