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勇志国際高等学校

 
  サポート校が双方向コミュニケーションの通信制高校を
 

今春、熊本県天草郡に株式会社立の広域通信制高校が誕生する。設立母体は、全国4ヵ所にサポート校を展開する株式会社青山英語学院。同社取締役社長で、勇志国際高等学校の石戸谷浩一副理事長は「サポート校がつくる学校らしく、温かみのあるコミュニケーションを実現します」と抱負を語る。従来通りサポート校において生徒の学習をバックアップするほか、インターネットを利用して「face to face」の指導も行う。


校 長: 野田 将晴
住 所: 〒866-0300 熊本県天草郡御所浦町1065-3
電 話: 096-967-3911/ 0120-5931-35
交 通: 天草空港から路線バスにて本渡港へ、本渡港より定期船で50分。または海上タクシーで25分。その他三角港・大道港・水俣港からの定期船・海上タクシーもあり
ホームページ: http://www.yushi-kokusai.jp/

 

開校予定地の御所浦町は、天草の南東に位置する離島。エメラルドグリーンの海に囲まれ、亜熱帯植物が繁る。
「イルカと恐竜に逢える学校です」と石戸谷副理事長。

近くの島でイルカウォッチングを楽しめる。また御所浦町は「恐竜の島」としても有名。白亜紀の恐竜の骨が続々と発見され、日本初の「全身骨格」出土が期待されている。スクーリングでは化石発掘にも挑戦する。

南の島からライブ授業

同校は「御所浦町教育特区」として設置される。校舎は、廃校となった旧牧島小学校を利用。スクーリング等を行う。入学時期は前期4月と後期10月の年2回。ただし転入・編入学は随時受け付ける。初年度は前・後期合わせて400名を募集。

石戸谷副理事長は「将来は御所浦町に寮も設置し、本校通学生も募集したい」と話す。

現在は「青山国際学院高等部」として、仙台・千葉・静岡・名古屋の4ヵ所にサポート校を展開。これらは4月に「勇志国際高等学校サポートセンター」として生まれ変わる。さらに熊本にも新たにサポートセンターが開設される。

「近くにサポートセンターがなかったり、不登校など通学に自信のない生徒はネットスクールで学習することもできます」。

ネットスクールはインターネットを利用して授業を受けたり、教師と面談できるシステム。リアルな学校と同様に、ネット上に「校長室」「職員室」「保健室」「部室」などの部屋が設けられている。

例えば「職員室」に入室すると、各教科を担当する教師の写真と、現在職員室に在室かどうかが表示されている。「席を外しています」「すぐに戻ります」や「席にいます」「18時までいます」など教師の状況がリアルタイムにわかる仕組みだ。在室している場合には「電話をかける」マークをクリックすると、TV電話で直接面談できる。

「教室」で行われる授業も、双方向コミュニケーションが可能なライブ授業。生徒も授業に参加し、その場で教師に質問できる。また受講した時間数はカウントされ、一定の割合でスクーリングや視聴覚課題が軽減される。インターネットでレポート提出も可能だ。

「通信制の最大の課題は生徒とのコミュニケーションです。たった一人で学習を進めていくのは容易ではありません。ネットスクールを利用すれば、教師から直接アドバイスや励ましを受けたり、仲間同士の交流も可能です」。

受け継がれる校風

同校の設立母体である株式会社青山英語学院は、1981年に学習塾としてスタートした。現在も首都圏に13教場を展開。およそ2000名の子どもたちが学ぶ。サポート校の「青山国際学院高等部」を開校したのは1998年。高校を中退し通信制高校に編入学した卒塾生を支援するためだ。

「第1期生は全員教え子でした」と石戸谷副理事長は当時を振り返る。

卒塾生を対象に出発したため、アットホームな雰囲気が校風となった。

また当初より、単位取得のための学習指導だけでなく、行事や進路指導にも力を入れてきた。

毎年4月に2・3年生対象の進路ガイダンスを開催。大学・短大や専門学校担当者らが来校し、2日間をかけて説明会を行う。専門学校の場合は、実際に料理や犬のトリミングなど実習体験もある。こうした進路指導により、卒業生のうち8割近くが大学・短大・専門学校に進学。その他の生徒も多くが正社員として就職している。

行事も多彩だ。各種スポーツ大会・キャンプ・文化祭・修学旅行など、毎月のように予定されている。これらの行事にはサポート校生に限らず、通信制高校に在籍している生徒は誰でも参加できる。

「仲間同士の繋がりが励みにもなりますので、できるだけ交流の機会を多く設けています」。

進路指導や行事など、現サポート校での取り組みは勇志国際高等学校にも引き継がれる。と言うより、現在の教育方針をさらに推進するために通信制高校を開校する。

現在サポート校で学ぶ生徒たちが在籍する高校は何校にも及ぶ。したがってレポートやスクーリング内容もそれぞれに異なる。

「生徒全員が同じ教育を受けられるように、自分たちの学校をつくりたかった」と石戸谷副理事長は高校設立の動機を語る。教師陣も思いは同じ。すでに6名が本校勤務を志願。スクーリング期間中は、さらに多くの教師たちが応援に駆けつける。

スクーリングで体験学習

同校に入学すると、普段はサポートセンターやネットスクールで学習し、年間6日間のスクーリングを御所浦町の本校において受講する。

スクーリングでは恵まれた自然環境を生かし、マリンスポーツや無人島体験を楽しむ。また漁業体験や福祉活動など、地域の人々と交流しながら「人間力」を高めていく。

「本校の教育方針は、優しさと強さを身につけるために、まず感謝の心を育てること。日常のコミュニケーションやスクーリングを通じて、人間教育を実践していきます」。
「勇志」という校名は「『勇気』と『高い志』を持て」というメッセージを込めて名付けた。

石戸谷副理事長は「サポート校での実績をベースに、心が通う通信制高校をつくります」と決意を語る。

なお同校では、より多くの生徒が学べるように、生徒学習指導を協力していただける学習塾を広く募集している。

 
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