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中学・高校受験:学びネット

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学校法人東筑紫学園 照曜館中学校

 
  徹底音読・徹底暗唱で鍛える英語力 〜
特待生だけのプレミアクラス
照曜館中学校は昨年度、「中高一貫6ヶ年英才教育」を実践するために、特待生のみで構成するプレミアクラス(定員20名)を設置した。20年以上にわたり培ってきた中高一貫の教育力を活かし、九州大学以上の難関国公立大学の現役合格をめざす。特待生としての誇りと責任を胸に、意欲的に学習に取り組む生徒たち。その授業の様子を取材した。

住 所: 〒803-0841 福岡県北九州市小倉北区清水4-10-1
電 話: 093-571-0488(代)
ホームページ: http://www.hcg.ed.jp/
 

ハイテンポでハイテンション

 1年生の英語の授業。いつものように英語での挨拶に続けて、金堀広幸先生は‘It is the last day of the week. What day is it today?’と問いかける。すかさず大きな声で‘It's Friday.’と答える生徒たち。

 着席するとプリントを広げて待機。先生の合図とともに各自音読を始める。その後は、2〜3人で暗唱練習。続いてCDをシャドーイング。先生の指示はほとんど英語だが、生徒は戸惑うことなく、流れるように授業が進んでいく。

 プリントは前回の授業で配布したもの。七夕についての説明文だ。同校では、毎年七夕の日に全校生徒が‘I wish …’と短冊に願い事を書いて笹につるす。1年生にとっては、この活動が初めてなので、事前学習の意味もある。

 先生のかけ声で、全員が立ち上がって片手を宙に差し出す。先生とのじゃんけん対決だ。負けた生徒は次々と着席し、最後に残ったのは3人。‘Yeah! Winner!!’金堀先生は嬉しそうに親指を立てる。じゃんけんに勝ち残った生徒が皆の前で発表する決まりだ。

 1人目の女子生徒は、緊張して声が出ない。先生の誘導で少しずつフレーズを思いだし、無事に暗唱を終えると、生徒たちから大きな拍手が起こった。2人目、3人目にも盛大な拍手。金堀先生も‘Okay. Good!’と、生徒とハイタッチ。「大学では英語でプレゼンするのが当たり前の時代になるからね」と、意識付けも忘れない。

 ここまで授業開始から約20分。テンポが速い。教室全体がひとつのリズムに乗ってるようだ。

 次は全員で単語練習。50単語を『ユメタン0』(アルク)を使ってクイックレスポンスを繰り返す。「目標は120WPM」と金堀先生。センター試験に対応できるスピードだ。

 授業の後半は、Z会のテキスト『NEW TREASURE』の学習。何度も音読を繰り返した後、ペアになり音読3回勝負。2人同時に音読を始め、早く終わった方が相手のテキストを取り上げる。夢中になって音読する生徒たち。教室のあちらこちらで歓声と笑い声が上がる。

 最後に全員で音読して授業終了。あっという間の50分間だ。

プレミアクラス開設で
全体の学力アップ

 続いて2年生の英語の授業も見学した。授業の流れは1年生とほとんど同じ。しかし、決定的に異なるのは、音読のスピード。じゃんけんWinnerの暗唱も、つかえることなく流ちょうだ。なかには、身振り手振りを交えて笑顔で暗唱する生徒も。1年間の学びの成果がはっきり出ている。

 授業の後、生徒にインタビューすると、口々に「授業が楽しい」という。家でも英語を毎日30分から1時間は勉強している生徒がほとんどだ。

 金堀先生は、「英語教師は、トレーナー。英語力を鍛えるためにテンションをあげて、皆で頑張ったねという雰囲気をつくっています」と話す。授業で特別に単語を書く練習をしなくとも、音読・暗唱の繰り返しで語彙力が増えていくという。

 五十棲錠二副校長は、「皆で勉強するのが楽しいという学習環境ができているので、成果が期待できます」と自信をのぞかせる。実際にベネッセやZ会の模試では、北九州でトップクラスの成績を収めている。さらに、プレミアクラス設置が刺激となり、中学全体の成績が底上げされた。期待を集めるプレミアクラス。学びを楽しみながら成長を遂げている。

 
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