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中学・高校受験:学びネット

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九州学院中学校・高等学校

 
  キリスト教および文武両道による人格教育の実践
九州学院中学校・高等学校はキリスト教による人間観に基づく教育を中心に、国際理解教育を行い、かつ文武両道を実践している。また4年前から、元々強かった英語教育にさらに磨きをかけた英語特進コースや、理系進学希望者のための理数特進コースを設置し、実績を上げている。現在4年後に控えた創立100周年記念事業計画を含め、学院の中・長期計画を構築中である。

校 長: 内村 公春
住 所: 〒862-8676 熊本市大江5丁目2-1
電 話: 096-364-6134(代表)
交 通: 熊本市電「交通局前」駅より徒歩3分、熊本市営バス・産交バス「九州学院前」バス停より0分
学生数: 中学校  341名
高等学校 1020名 (2007.7.1現在)
ホームページ: http://www.kyugaku.kumamoto.kumamoto.jp/

 

『敬天愛人』を校訓に
社会を支える人間を育成

九州学院は熊本市大江の文教地区にある。最寄り駅(市電・交通局前、バス・九州学院前)から正門をくぐると、キャンパスが広がり大きなくすの木とユリノキを始めとした、豊かな緑に包まれている。

キリスト教の教えを基本にした『敬天愛人』を校訓とし、『自分で自分を監督し、役に立つ善人となれ』を指導方針に、社会を支える人間となるような生徒の育成に努めて96年。曽祖父の代から4世代にわたって通う生徒や、兄弟姉妹全員が現在在学しているという生徒も少なくない。例年入学希望者が多く、専願受験率も高い。今年度も中学校・高等学校ともに定員を上回る数の学生が入学した。

「常に謙虚な気持ちと感謝の念を忘れず、人を愛し、社会に奉仕するような心の教育を行っています。人を思いやる生徒が集う学校であるという周囲の評価を受け、在学生や卒業生が、今よりもさらに誇りに思えるような学校にしていくことが、私の目標です」

内村公春学院長(九州学院中学校・高等学校校長)はそう語るが、現在でも生徒たちの母校愛は強い。取材の数週間前に開催された、ある地区の同窓会では100名を超える卒業生が集い、中には中学卒業後に他校に進学したが、九州学院でのことが忘れられないと参加する同窓生もいたほどである。

ハード面でも九州学院には生徒の誇りとなっている建物がある。学院設立者ブラウン博士を記念して、大正14年に竣工したブラウン記念チャペルがそのひとつだ。白い人造石の柱と黒いモルタルが調和し、外観が美しく、国指定の登録有形文化財に指定されているこの建物は、校舎と離れているなどの理由で日々の礼拝に使われることは無いが、併設の幼稚園の卒園式や様々な会合、卒業生の結婚式などに広く活用されている。

中学で生きた英語を学び
高校の目標コースを選択

九州学院の基本は中高一貫教育だが、中学卒業後に内部進学せず、他の高校を受験する生徒もいるために、中学時代にコース分けは行われていない。ただし、九州学院の特徴である英語教育はアメリカのルーテル教会から派遣される英会話指導の教師(4名)も含め、充実した陣容で指導を行っている。

中学一年の一学期には、教科書にあまりこだわらず発音中心の授業を行う。これは、教科書の内容は後でも追いつけることと、話せることで英語の楽しさを教えるという2つの理由から、かなり以前から実践されている方法である。

また、英語授業以外にミズーラ英語劇も開催している。これは熊本市内の小学生にも参加を呼びかけ、外国人講師や外部協力者、米国モンタナ州のミズーラこども劇場の劇団員の指導などを受けながら行うミュージカルである(これは年に1回行うもので一般公演をしている)。この時の小学生の参加者の中には、英語の本当の楽しさを知り、後に九州学院中学校への入学を希望する生徒も多い。

この他にも、英語弁論大会(高松宮杯、現・高円宮杯)や英語暗唱大会に積極的に参加しており、全日本中学校英語弁論大会優勝や熊日中学生英語暗唱大会最優秀賞などを何度も受賞している。中学生の中からも英検で2級を取得する生徒が出るなど、英語教育の質の高さがうかがえる。

中学からの内部進学生は外部入学生とともに、卒業後の目標を視野に入れた3つのコースに分かれて授業を受けている。

大学や専修学校への進学、または公務員試験対策などを目標にした普通コースは、最も希望者の多いコースである。文武両道に力を入れてきた九州学院高等学校では、特に体育系クラブで輝かしい成績を残した選手が多い。普通コースでは、基礎学力の習得を徹底しながらクラブで活躍できる時間も充分にとり、体育系・文化系クラブともに高い評価を受けている。

英語特進コースは、もともと文系難関私立大学への進学を目標とした英語コースを、国公立大学進学も視野に入れるよう強化したもの。また、理数系の国公立大学への進学希望者のためには、理数特進コースが用意されている。両コースとも課外授業が放課後のかなりの時間を占めるため、団体競技となるクラブへの参加は難しいが、文化系クラブや個人競技で活躍している生徒もいる。彼らの努力は、多数の国公立大学合格や、難関私立大学への合格実績にも反映されている。

「それぞれのコースで、自分の夢に向い努力する生徒が増えてきたおかげで、徐々に大学合格実績も上がっています。そうやって目標大学に進学した卒業生が時折訪れて、在校生に大学の話などをすることも、生徒たちの良い刺激になっていますね」

この5月には同志社大学と提携し、同大学の推薦枠も15人程度に拡大。今後他大学とも交流を続けながら、さらなる実績向上へ挑むことになる。

クラブで精神的な成長も促す

スポーツ系クラブの強い九州学院高等学校は、多数のプロ野球選手や、オリンピック代表選手を輩出している。その中には柔道の山下泰裕氏(高2まで在学)や陸上の末續慎吾氏といった有名選手もいるが、特筆すべきは、どのクラブも外部から監督を招聘せず、校内の教職員が指導に当たっていることだ。そのため、通常の学校生活の中で、日々の練習を行うことができる。

「挨拶をきちんとできるなど、普段の生活にけじめのある生徒の方が、クラブでも良い成績を残します。単に上下関係を厳しくするのではなく、規律正しい指導を行うことで、生徒の気持ちが変化し、練習に対する姿勢を正すようになるのでしょう」

国際交流も活発に行われている。アメリカだけでなく、英国、仏国への研修旅行や、またオーストラリアや韓国の学校と交流校や姉妹校関係を結び、互いに訪問するなど国際交流は盛んに行われている。一方、修学旅行はクラブ活動に影響が出ないよう、毎年1年生の2月、大会等のない時期に行われている。
また、旅行内容はアラカルト方式でマレーシア・シンガポールなどの海外や東京、長野のスキー場など、生徒が自分で選べるよう、4泊5日を中心に数種類準備されている。

4年後に創立100年を迎える同校は、将来計画の策定を行っているところである。その計画の中には、女子のクラブの増設が含まれているという。男女共学化してすでに15年が経過しているが、特に体育系クラブは、校地スペースの関係上女子のクラブの充実が難しい状態だ。この改善を含めた様々な取り組みを行うことも、今後の課題の一つである。

 
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