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中学・高校受験:学びネット

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比治山女子中学校・高等学校

 
  知性・気品・慈愛をそなえた女性に
広島の公立校で38年の経験を持つ赤木昌彦氏が校長に就任、4名の新任教員を迎え、今春の比治山女子中学校・高等学校は生新の気と期待感に包まれている。生徒一人ひとりの夢を育む学校として、伝統校のノウハウを活かしながら、新たなキャリア教育に取り組んでいく。社会参画に必要な能力を身につけ、しなやかに生きる女性となるための教育が始まった。校長と新任教員の皆さんに今後の目標を聞いた。

校 長: 赤木 昌彦
住 所: 〒734-0044 広島市南区西霞町5-16
電 話: 082-251-4478
交 通: JR広島駅よりバス「大学病院」行に乗車「出汐」または「大学病院」下車、JR横川駅よりバス「大学病院」行に乗車「大学病院」下車、JR西広島駅より「旭町」行乗車「旭町入口」下車
学生数: 中学校  499名
高等学校 609名 (2007.5.1現在)
ホームページ: http://www.hijiyamajoshi-h.ed.jp

 

―赤木昌彦新校長に聞く―
夢の実る学校へ

――4月に就任されたばかりの赤木校長、これからの抱負をお聞かせください。

赤木校長 生徒が将来の夢や目標を実現できるよう、希望進路を100%叶えられる学校を目指したいと思います。具体的な志望校選びでは生徒や保護者の意向に添って納得のいく進路指導を行っていく考えです。また、本校ではこれまで「正直」「勤勉」「清潔」「和合」「感謝」を教育の柱としてきましたが、それらをイメージ化した「知性・気品・慈愛をそなえた女性」というフレーズを内外にアピールし、フレーズ通りの女性を社会に送り出すために必要な努力、改革を精一杯重ねて参ります。

――中学入学時の生徒の年齢は12歳。幅広い職業意識を芽生えさせ、それを育む教育が求められています。

赤木校長 いわゆる「キャリアデザイン」の必要性を感じています。中学生のうちに自分のライフプランを描くことで、そのプランを実現させるためには、何をどう学ばなければならないのかと考え、さらに学習意欲に結びつけることができるからです。中学時代に将来の職業や生き方の目標を定め、高校では具体的な進路指導に早い時期に入っていける点は中高一貫校の強みでしょう。

――赤木校長は公立校での豊富な経験をお持ちですが、比治山女子の先生方にはどんな印象をお持ちになったのでしょう。

赤木校長 職員室の雰囲気がいいですね。雑談したりするのではなく、いつも、真剣に授業の準備をしている姿が印象的です。授業を充実させたいという気持ちが伝わってきますが、逆にあんなに仕事をして大丈夫か(笑)と心配するほどです。ベテランの先生もいますが、平均的に年齢層は若く、新しいことにも意欲的に取り組める学校だと思います。

――授業をより充実させるため、どんな取り組みをなさっていますか。

赤木校長 教科担当の先生が互いに授業を参観し、授業研究を行っています。若い先生もベテランの先生も遠慮なく意見交換ができているのではないでしょうか。

――改革していく点があるとするなら、どういう形で進めていくお考えですか。

赤木校長 先生方にはよいと思う企画があればどんどん出して欲しいと伝えています。この場合は先生方のヤル気を大切にするボトムアップ型といえますが、一方で、校長としてリーダーシップも発揮しなければならない場面もあるでしょう。その時にはトップダウンも必要と考えます。改革には時と場合に応じて、その両方が必要ではないでしょうか。

生徒の視点に立って

インタビュー出席者

林和雄教頭
永田教諭(数学担当 高1担任)
鎌倉教諭(理科担当 中1担任)
沖教諭 (英語担当 中2担任)
瀬尾教諭(養護担当 保健室)

――今春、着任された4人の先生方のうち、永田、鎌倉、沖の各先生はクラスをお持ちです。今後、担任としてどういったことに配慮しながら学級づくりをなさいますか。

永田教諭 私が受け持つクラスは全員が高校からの入学組で、まだ学校に慣れていない生徒ばかりです。もし生徒に不安な気持ちがあれば、早い時期に取り除いてあげるよう、まずは個人面談で話を聞いていくつもりです。学級づくりで言えば、互いに相手の立場に立った心づかいができるクラスにしていきたいですね。閉まるドアを次の人のために支えて待ってあげられる人、狭い道を譲り合った後にそっと会釈を交わせる人、そんな当たり前のことが自然にできる人に成長してくれたらと願っています。1年間を終えた時、このクラスでよかったと誰もが思えるクラスにしたいと思います。

鎌倉教諭 初めてクラス担任となり、生徒との関係を深めていくことはもちろんですが、保護者の方々とも信頼関係を築いていきたいと思っています。そのためにはやはり、一人ひとりの生徒をつぶさに見ることを心がけたいですね。また、これまでは近隣の公立小学校に通っていた生徒も、中学生になって遠方から通学するといったケースもありますので、通学時の安全指導を通して、保護者の方々に安心していただけるよう、こまやかな配慮をしていきたいと思います。

林教頭 中学校入学時に保護者の方が一番心配されるのは、友達ができるだろうかということだと思います。これまでの取り組みとしては昼食時に、担任が生徒たちと一緒にお弁当を食べ、話題を提供し、緊張感をほぐしながら友達づくりがしやすくなるような雰囲気づくりを心がけたりしています。そのほかにも例えば、掃除の時間に担任も一緒に掃除をし、放課後生徒との話をすることも役に立つでしょう。こういう場面では、授業中にはできない子どもの目線に立った会話ができますので、生徒の気持ちを推し量ることの助けになったり、また、親近感も生まれたりと、さまざまな効果があるものです。

――なるほど、日常の何気ない場面での生徒との触れ合いにも教育的効果を上げるヒントがあるわけですね。

沖教諭 教科指導と担任としての仕事で違うのは、担任はやはり生活面や人間関係に目を向けた指導を重視しなければならない点だと思います。学活の時間に、将来、就きたい職業や夢の話を取り上げたことがありました。教室で生徒とそうした夢を語り合えた時は、ああ、担任をやってるんだ!(笑)と実感しましたね。また、そのように感じることができることこそクラスを持つ醍醐味だと思います。

――醍醐味という言葉が出ましたが、一方でご苦労も多いかと思いますが。

沖教諭 同じ学年担当の先輩の先生に助けていただくことは多々あります。そうした周りの先生方のサポートがあって、私自身安心して担任を務めることができています。

――生徒が安心感を持つためには、何より担任の先生の安心、心の平静が大切なわけですね。では、心の平静という観点から養護の先生にうかがいます。新学期は生徒にとって何かと気を張り詰めることの多い時期です。保健室に来る生徒にどのように対応されるのですか。

瀬尾教諭 本校の保健室は一般的な保健室とは少し異なりまして、校舎と別棟に建っています(「サザエさんの家みたい」という声あり)。その場所も、ちょうど日本庭園を臨める位置にあり、癒しの場となっています。気分的に疲れた時、ホッとしたい時に保健室に来て、庭を眺めているだけで心が落ち着くこともあるようです。高校生の年ごろになると、あまりこちらから声をかけなくても、保健室で過ごすうちに自分を見つめ直し、また、教室に戻って行くようです。

――お話から家庭的な包容力を持った学校という印象を持ちました。一人ひとりを細やかに見守り、将来の夢に果敢にチャレンジできる環境づくりに努めていらっしゃることがよく分かりました。本日はありがとうございました。

 
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