主任・部長に組織力を高めるマネジメント力を育成
生徒の満足度を高めるには、教員の授業力とともに主任・部長のマネジメント力が伸びなければならないという信念のもと、昨年度より多くの職員研修会を行っている銀河学院中学校・高等学校。特に部長クラスへの研修には力を注いでおり、7月には同校の靹の浦研修センターにおいて、理事長・校長を含む20名が参加、1泊2日で合宿研修が行われた。
「校長の示すビジョンを受け、主任・部長はそのビジョンを現場の実情と突き合わせながら現実的な戦略を組み立てる。そこにPDCAに基づいたマネジメント手法を活用し学校経営を推進していくのです。これが主任・部長のマネジメント力。組織としての大きな力となります。」
そう話すのは吉岡直人6年コース長。組織力が高まれば、生徒の実績も上がり、学校全体の評価へつながると確信する。
研修会の講師は、河合塾で教務本部長の経歴をもち、現在は教育コンサルティング会社の代表取締役として活躍中の亀井信明氏。講義を中心に、校長の学校経営に関わる話や、『教員として生きることは生き方を教える教員になること』とする吉岡コース長のプレゼンなどを含む研修は、非常に内容が充実しており、参加者全員が熱心に受講した。
「文部科学省自体が教師の資質を高めようと注力している現在、公立校では多くの学校が、このマネジメント力育成に真剣に取り組むようになっています。当校でもこの点を重視し、ミドルリーダーの意識を高めるだけの講座で終わらないよう、全体職員研修を夏の終わりに行い、徹底を図ります。大切なことは校長のビジョンに対して、全教職員が取り組んでいくことです」と語った。
こうした、様々な取り組みで改善を続ける銀河学院の、次の段階へのステップアップに注目が集まっている。



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生徒の興味と成績向上を招く外部講師による講座
生徒一人ひとりの能力を最大限伸ばすことを目標に、6年一貫教育クラスにおいて、平成18年度から難関国公立・私立大学目標の特進Sクラスと、中堅国公立・私立大目標の特進Hクラスを編成した銀河学院。中でも現役合格が厳しいとされる東京大学を筆頭とする超難関大学をも視野に入れた特進Sクラスでは、外部講師による特別授業を行っている。
講師には関東圏で活躍中の予備校講師を招へい。オリジナル教材を使用し、毎週金曜、1コマ90分の英数の授業を4年〜6年が受講する(数学は4年・5年のみ)。一流と呼ばれる講師がどのように生徒の心をつかみ、情熱をもって生徒に知識を与えていくのかを教員も見学することで、教師の指導力向上にもつなげている。また、現在は授業時間内に行うため、特進Sクラスのみが対象だが、授業時間外に同講師の授業を他クラスの生徒も受けられるようにと、新カリキュラムを計画中である。
「分かりやすく、興味の持てる授業だと生徒の評判も良いですね。それに、銀河学院の教員が教えている内容との結びつきも考慮されており、通常授業への生徒の関心もさらに高まっている。保護者の評価も高く、受講前と比べ、模試の偏差値にも歴然とした差が出ています」
一昨年までは単発で行っていたこの講座を、去年から年間を通じて授業に取り入れた結果は、早くも実績として数字に現れ始めている。
将来を見据えた東京合宿と世界を視野に入れた北京との交流
毎年、7月下旬から8月上旬にかけて行われる東京合宿は、銀河学院の特徴のひとつとなっている。4年〜6年を対象に、7月30日から一週間の日程で実施された。
「通常の勉強合宿とは違い、難関大学のオープンキャンパス参加や、東大・早稲田・慶応といった超難関大学へ合格を果たした卒業生との対話の時間などもプログラムに入れています」
そう語る吉岡先生が示すスケジュールには、1日目に早稲田や慶応のオープンキャンパスで自由見学や実際の講座受講が組まれており、自分の目で志望校を確認することで、1週間の期間にやらなければいけないことへの意識を共有させるようになっている。2日目からは特別講義が行われ、1日に約12時間の勉強に挑戦した。また、難関大学に合格した先輩から、受験の心構えや勉強の秘訣を実際に聞くことができるなど、直接的な受験対策に耳を傾ける時間も設けられている。無論、この期間に学んだことは、この期間中に身につける意識づけとして、予習復習を徹底し、毎日、朝食前にテストを行ったり、数学では効率的なノート作りをさせるなど、細部においての指導が組まれている。
この合宿は、学年を越えての参加であるため、4年は先輩たちの真摯な姿を見て意識を高める、5年は今までの学習内容の弱点克服やわかる喜びを感じることができるというように、受験年度ではない生徒にも満足度の高いものとなっていて生徒に人気である。
一方、国際的な人材育成も銀河学院人気の要因である。
かねてよりオーストラリアへの海外語学研修や中国・タイなどへの海外研修旅行、アメリカからの外国留学生受け入れなど、国際教育にも非常に力を注いでいるが、今年度より、中国・北京市の中高一貫校である海淀(かいてん)実験中学との教育交流を提携することになった。将来、アジアだけでなく世界の経済を動かす都市として注目を集めている北京。その中でも非常にレベルの高い生徒を約3200名集めた海淀実験中学は、広島大学北京教育研究センターと交流があり、そこを通じて銀河学院に提携が申し込まれたのである。
同じアジアとはいえ、風習も人間の生活様式も異なる北京と日本。互いの良いところを取り入れながら、発展できるようにと、今後は職員・生徒の相互交流を続けていく予定である。
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