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中学・高校受験:学びネット

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銀河学院中学校・高等学校

 
  より魅力ある授業へ、教職員研修を強化
銀河学院中学校・高等学校は、8年前に中学校を開設。中高一貫教育をスタートさせた。その第1期生から東大合格者を出し、地域で大きな反響を呼んだ。その後も東大を始めとする国公立大や難関私大へ多くの卒業生を送り出し、進学校として高い評価を得ている。昨年度からは、さらにクォリティの高い授業をめざし、全校を挙げて多角的な研修に取り組んでいる。

校 長: 倉田 秀善
住 所: 〒721-0921 広島県福山市大門町大門119-8
電 話: 084-941-9292(代表)
交 通: JR「大門」駅より徒歩7分、中国バスまたは井笠バス「笠岡行き」、「銀河学院前」停留所下車徒歩5分
学生数: 中学校  273名
高等学校 737名 (2005.9.1現在)
ホームページ: http://www.ginga.ac.jp

 

研修システムを再構築

 同校は中高一貫6年間と高校3年間の2つのコースを設けている。高校3年コースは、目的に応じて選択できる「発展」「進学」「部活」の3クラス制。地元のニーズに応え、難関大学進学から就職希望まで、幅広い層の生徒を受け入れている。

昨年、同校校長に就任した倉田秀善校長は「公立の中高一貫校開設など、私学はいま厳しい状況にあります。生徒・保護者の期待に応え、より満足度の高い教育を提供していかなければなりません」と話す。

そのため、昨年度に研修システムを再構築。授業研究を始めとする研修を新たな形でスタートさせた。
「教育の要は、先生方です。絶えず自己研鑽に努め指導力を向上させてもらいたい」と倉田校長。
今年度はすでに、着任1年目から3年目までの教師を対象とした「新任者合宿研修」。また、学年主任向けの「主任合宿研修」。そして全教職員対象の「講演会」を実施した。

「外の風」を入れる

「主任合宿研修」では、指導講師として株式会社高等教育総合研修所代表の亀井信明氏を招き、意見交換会や講演会が行なわれた。

亀井氏は大手予備校「河合塾」において教務本部長などを歴任。一般マスコミに大学問題についての執筆も多い。昨年度より同校の教育アドバイザーを務めている。

研修では「私学職員であり組織のリーダーとして」と題する講演が行われた。そのなかで亀井氏は、「株式会社立の学校に代表されるように教育の自由化が進んでいる。自分たちには何ができるか、という視点で教育をつくっていくべき」と語った。

倉田校長は「内部の人間だけでは視点や発想に限界があります。教職員の視野を広げ意識改革を促すために、意識的に『外の風』を入れる必要があります」

なお亀井氏は、教職員研修だけでなく、生徒・保護者対象の講演会や学校説明会でも講演を行う。昨年は、大学入試対策や大学卒業までにかかる費用など、具体的な情報を提供。保護者に好評を博した。

また、全教職員対象の講演会では、丹羽健夫氏を講師に招いた。丹羽氏は「予備校が教育を救う」(文春新書)の著者として知られる。1968年より「河合塾」に勤務し、同塾を大きく発展させた。講演は「子どもの心に火をつける教育とは」と題して、子どものやる気を引き出し、力をつける授業について解説。日頃、授業研究に取り組む教師陣に大きな示唆を与えた。

さらに「外の風を入れる」という意味で、同校は県内2番目に「公私間交流」を実施。今年度から広島県立福山誠之館高等学校との間で教師1名ずつを交換派遣している。

生徒にとって良い授業を

研修のなかで最も力を入れているのは授業研究だ。新任者からベテランまで、何人もの教師が公開授業に臨む。教室には多くの教師が集まり、廊下にまであふれでるほど。他校で勤務経験のある新任教師は「これほど多くの先生方が見に来てくれたのは始めて」と感激したという。

授業後の反省会でも熱心な議論が繰り広げられる。声の大きさや板書の仕方等の技術面はもちろん、教材の内容や取扱い方まで検討される。
吉岡直人教務部長は「教科で専門分野を追及すると共に、教科を超えて、いわゆる『口を出す』わけです」と、その徹底ぶりを語る。

教科担当以外の教師たちは、生徒の代弁者としての役割を担っている。
「授業の上手下手ではなく、授業を受ける生徒たちにとってどうなのかが問われます」
同校には、進路目標もタイプも異なる幅広い層の生徒が学んでいる。そのため、生徒に応じて授業内容を変える必要があるからだ。
一方、生徒の生の声を集めるために、「授業アンケート」も実施した。

アンケート内容で最も重視されたのは、授業が分かりやすいか、興味関心がもてるかという項目。結果は、ほとんどの教師が高い評価を得ていた。しかし「結果が良すぎるのも問題」と吉岡教務部長。「生徒から、もっとこういう授業をしてくれという要望が出てくるように、志を高くもたせたい」と話す。
なお、このアンケート結果の分析には教育アドバイザーの亀井氏も加わる。その後、全体研修において検討を重ね、授業研究に生かされることになる。

自主学習と部活の365日

同校の校門は365日、開かない日はない。補習やクラブ活動、さらに自主学習のために生徒たちが登校するからだ。教師陣も演習問題を用意したり質問に応えるなど、バックアップする。
「それぞれ課題をもって学習に取り組んでいます」と吉岡教務部長。

今年の夏休み、6年コースの3年生たちは、8月に出かける「東北研修旅行」の準備に取り組んだ。グループごとに東北の歴史や文学を研究する。文学を選んだ生徒たちは、花巻市の宮沢賢治生誕祭で、自分たちが戯曲化した賢治の作品を演じる。歴史グループは現地での体験を交えた研究成果を冊子にまとめ、9月の文化祭で発表する。
「レポートにまとめる。大勢の前でプレゼン、または演じる。行事においても意図的に将来につながる力を養っています」

また文武両道を掲げる同校では、勉学とクラブ活動の両方に励む生徒も多い。6年コースの生徒たちは、普段は7時限目や8時限目が終了してから部活に参加。短い時間のなかで精一杯力を発揮する。
今年は、中学剣道部と高校の水泳部・バレーボール部が全国大会に出場を果たした。
同校ではいつの日にも、目標に向かって力を尽くす生徒と、成長を見守る教師がいる。

 
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