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中学・高校受験:学びネット

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帝京大学中学校・高等学校

 
  日本でオンリーワン!? 南米音楽部にインタビュー
音楽で一つになれるのが、南米音楽の魅力

 全国でも珍しいユニークな部活動「南米音楽部」がある帝京大学中学校・高等学校。南米音楽は「フォルクローレ」と呼ばれ、「コンドルは飛んでゆく」などの曲が有名な民族音楽だ。今回ポンチョをまとい、ケーナやチャランゴと呼ばれる独特の楽器を手に登場してくれたのは、中高の部員の皆さんと、部の創設者で中学校教頭の顧問・加藤哲也先生、同じく顧問の渡邊友浩先生。少人数制ながら難関大学への進学実績で知られる同校の「ゆる〜い」けれども音楽愛に満ちた部活動の様子や、勉強との両立方法、将来の夢などを大いに語ってもらった。

校 長: 冲永 寛子
住 所: 〒192-0361 東京都八王子市越野322番地
電 話: 042-676-9511
交 通: スクールバス/JR中央本線「豊田」駅より約20分、
京王相模原線・小田急線・多摩都市モノレール
「多摩センター」駅より約15分
平山5丁目バス停(京王線「平山城址公園」駅より
徒歩5分)より約10 分
生徒数: 370名(中学校)
514名(高等学校)
ホームページ: https://www.teikyo-u.ed.jp/
 

対談に参加していただいた皆さん

【高校部】
島 可奈子さん(2年生 高校部長/ギター・チャランゴ)
小甲 翔太くん(1年生/ギター)

【中学部】
加藤 咲花さん(3年生 中学部長/チャランゴ)
野川 沙樹さん(3年生/ケーナ・サンポーニャ)
井芹 菜津子さん(3年生/ケーナ)
宮本 晏朱さん(3年生/チャランゴ)
一ノ瀬 成美さん(3年生/ギター)
宮本 花音さん(3年生/ギター)

耳に残る独特のメロディ
楽譜はカタカナのドレミ

――皆さんはなぜ南米音楽部に入ろうと思ったのですか?

宮本 晏朱さん(以下、宮本晏) 小学校の時、文化祭で演奏を聞いて「変わった楽器で楽しそうだな」と印象に残っていたのがきっかけです。

島 可奈子さん(以下、島) 姉が南米音楽部で、「耳に残る素敵なメロディ」と思っていました。中学まではずっと運動部だったので、新しいことにチャレンジしたい気持ちもありました。

野川 沙樹さん(以下、野川) 私は目立ちたかったからです(笑)。小学校の友達に「何部?」って聞かれた時、「南米音楽部」と言うと、「え?!」と驚かれて、会話が弾みます。

一ノ瀬 成美さん(以下、一ノ瀬) 南米音楽独特の雰囲気に惹かれました。あと、ポンチョも着たかったからかな。

小甲 翔太くん(以下、小甲) 僕は音楽がやりたかったんですけど、楽譜が読めないので吹奏楽部は難しかった。南米音楽部はみんなスタートが一緒なので、入りやすかったです。

加藤 哲也先生 楽譜は私たち顧問がドレミをカタカナで書いたものを渡しています。慣れてきたらメロディを耳コピで覚えるので、五線譜ではないんですよ。活動は週3日、定期演奏会や文化祭の他、社会人のコンサートに呼ばれて出演することもあります。

宮本 花音さん(以下、宮本花) 外部のステージは緊張しますが、踊ってくれたり、手拍子を入れてくれたりするので、楽しく演奏しています。

――渡邊友浩先生はこの部のOBなんですね。

渡邊 友浩先生 はい。私も南米音楽に惹かれて入部しました。まさか、自分が母校に戻って顧問になるとは思っていませんでしたが、楽しく活動しています。

ステージ経験で
人前で緊張しなくなった

――部活と勉強の両立はどうしていますか?

井芹 菜津子さん(以下、井芹) 授業でわからなかったところは、放課後先生に質問してから参加します。この部活動は途中から参加したり、帰ったりしても大丈夫。先輩後輩の距離が近くて、和気あいあいとしているのでそうしたことができます。

一ノ瀬 私は部活に出たいので、苦手な数学は授業中に理解するよう集中しています。

加藤 咲花さん(以下、加藤咲) 私も先生が黒板に書くとの同じスピードでノートをとり、先生が話している間は話を聞き、授業で勉強を完結できるようにしています。テニス部とも兼部しているので、金曜の練習は出られないのですが、次の練習の時に、みんなが進んだ部分を教えてくれるので、とても助かっています。

島 私は高入生で活動期間が短いこともあって、部活動の時間を大切にしたいと思っています。なので、朝に質問に行ったり、質問もメモにまとめて一度に聞いたりしています。

――この部活動をしていてよかったことは?

宮本花 今まであまり話したことがなく遠い存在だった祖父が、実はギターを弾いていて、一緒に練習するようになって距離が縮まりました。私がこの部活に入っていることをとても喜んでくれています。

島 ニュージーランド語学研修旅行に行った時に、現地の先生がギターを弾く人で、アーティストの話で盛り上がったり、ピックを頂いたりしました。運動部に入っていた時はレギュラー争いがありましたが、この部活はそうした競争がなくて、音楽で一つになれるところがすごくいいなと感じています。

野川 今までは、人前では緊張して喋れなかったのですが、ステージで演奏する経験を積んだことで緊張に慣れ、人前でも自信を持って話せるようになりました。

小甲 珍しい部活動なので、今回のように取材をされることも多いです。語彙が増えたり、話す力が付いたりしたかなと思っています。

先生にはなんでも相談できる
部活も行事も充実した学校生活

――将来の夢を教えてください。

加藤咲 私は将来、新薬を開発する研究者になりたいです。直接患者さんに関わることができなくても、多くの人を救えるからです。

宮本晏 小さい時から絵を書いたり、楽器を奏でたりすることが好きでした。そうした表現の分野に進めたらと思っています。

野川 数学の問題を解くのが好きで、家でもゲーム感覚で問題を解いています。数学にずっと携われたらいいなと思っています。

小甲 何かしらの形で、南米音楽を続けていきたいです。それと自分は表舞台に出ることが好きなことに気づいたので、パソコンと向き合うような仕事とは違う、外に出て人と関わるような職業をイメージしています。

一ノ瀬 私は音楽に関われる仕事に就きたいです。でも、学校の職場体験で見たウェディングプランナーの仕事も、人を幸せにできる素敵な職業なので、魅力を感じています。

宮本花 私は小さい頃から絵を描くのが大好きで、今も文芸部と兼部しています。将来はイラストに関われる仕事をしたいです。

井芹 私はテレビが大好きなんです。バラエティや歌番組の演出、脚本など番組制作の仕事に興味があるので、その方面に進めたらいいなと思っています。

島 両親が社会保険労務士の事務所を運営しています。資格取得など大変な仕事ですが、両親を尊敬しているので、その仕事を継ぎたいと思っています。

――最後に受験生にメッセージをください。

一ノ瀬 数学や英語は習熟度別のクラスになっているので、苦手でも安心してください。

島 先生との距離が近く、先生が生徒のことをよく理解してくれます。ニュージーランド語学研修旅行もすごく楽しいですよ!

宮本晏 先生との面談があって、勉強や生活で悩んでいることを先生に相談できます。

宮本花 学校の周りに自然が多くて、すごくリラックスできます。グラウンドも緑に囲まれていて気持ちがいいです。

加藤咲 この部活だけでなく、うちの学校全体が「穏やか」だと思います。男女の仲もいいですし、穏やかな生徒が多いです。

小甲 南米音楽部のほかにもユニークな部活や行事もかなり充実しています。思っているほど、勉強ばかりに意識が集中している学校ではありません。ぜひ今度、私たちの演奏を聴きに来てください。

 
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