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中学・高校受験:学びネット

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武蔵大学

 
  多文化共生の視点をもつ「グローバル市民」を育成
全学部で新コースを展開
 武蔵大学は、1922年創立の日本初の七年制高等学校・旧制武蔵 高等学校がルーツ。創立者の根津嘉一郎氏(初代)は東武鉄道など 多くの鉄道事業に携わり、「鉄道王」とも称された実業家だ。武蔵 大学の最大の特徴は4年間必修の少人数制ゼミで、建学の三理想の ひとつ「自ら調べ自ら考える力ある人物」育成の基盤となってお り、今なお受け継がれている。近年では、全学をあげて先導的なグ ローバル教育を展開し、経済学部でスタートした「ロンドン大学と 武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム」に続き、昨春か らは人文学部と社会学部で新コースが始動した。

校 長: 山嵜 哲哉
住 所: 〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1
電 話: 03-5984-3715
交 通: 西武池袋線「江古田」駅徒歩6分、
西武有楽町線「新桜台」駅徒歩5分、
都営大江戸線「新江古田」駅徒歩7分
学生数: 経済学部 2,124名
人文学部 1,562名
社会学部 1,177名
ホームページ: https://www.musashi.ac.jp/

 

「ゼミの武蔵」が育む  自ら考えて行動できる人材

 武蔵大学は、建学の三理想「1.東 西文化融合のわが民族理想を遂行し得 べき人物」「2.世界に雄飛するにた える人物」「3.自ら調べ自ら考える 力ある人物」の実現に向け、ゼミナー ル(ゼミ)を中心とした少人数教育に 長年取り組んでいる。

 同大学のゼミは1年次から全学部で 始まる。年間400以上開講される多 種多様なゼミの中から学生自ら学びた いテーマを選び、研究を進める。1ゼ ミあたりの人数は十数名で、受け身の 講義とは違い、一人ひとりが責任を持 って役目を果たすことが求められる。 このような環境の下、調査や討論、発 表を繰り返していくことで、学生たち は自主性や課題解決能力、コミュニケ ーション能力を身につけていく。

 学部ごとにゼミの成果を発表する場 が設けられているほか、実在の企業か らの課題に経済学部、人文学部、社会 学部の学生が協働で取り組む「三学部 横断型ゼミナール・プロジェクト」と いう授業もある。

ロンドン大学の学士号が 国内で取得できる「PDP」

 グローバル市民育成に向け、設置さ れたのが「ロンドン大学と武蔵大学と のパラレル・ディグリー・プログラム (PDP)」だ。ロンドン大学と武蔵大 学の授業を武蔵大学で受講し、すべて の試験に合格すれば2つの大学の学位 を得られるプログラム。日本初の取り 組みだ。

 PDPは経済学部の入学生のうち、 語学の成績などで選考した3 5名程度が 対象。1年次の4〜5月に集中的な英 語の授業を行い、6月からはフィリピ ンのセブ島で6週間英語研修を受講。 そこで徹底的に英語力を身につけ、I ELTSスコア5・5以上を取得した 上で1年次の9月からはロンドン大 学のIFP(基礎教育プログラム) を4科目履修する。IFPの期末テ ストに合格すると、2年次の9月か らロンドン大学のBSc in Economics and Management(国際経済経営学士 号)取得に向けたプログラムの履修が 可能となり、毎年行なわれる試験に合 格すればロンドン大学の経済経営学士 号を取得することができる。

山嵜 哲哉 学長

 山?哲哉学長は「ロンドン大学の BSc Programme は現在180カ国以 上、5万4000人が学ぶ全世界共通 のプログラムです。本学のキャンパス にいながら、そうした世界標準のハイ レベルな教育を英語で学ぶことができ ます。海外留学に比べてはるかに費用 が抑えられる上、PDPの受講や英語 研修にかかる費用の半額程度は奨学金 で支援します」と語る。

 ロンドン大学の授業は必修科目が多 い積み上げ式のカリキュラム。それら を英語で学ぶため、学生たちは授業時 間以外にも予習や復習に励んでいる。 高い志を持った学生たちが互いに刺激 し合い学ぶ姿は、学内全体にも良い影 響を与えている。

 「PDPの授業はすべて英語で行わ れるため、予習や復習に費やす時間が 大幅に増加し、学生たちからは『授業 時間以外にも勉強する場所がほしい』 との声が上がるほど、真剣に取り組ん でいます。こうした変化が学内全体に 良い影響を与えています」と山?学長 は話す。

 現在、PDPの1期生は4年生とな り、英語を生かせる外資系企業への就 職も視野に入れている。PDPは大学 卒業後の5月に試験があることから、 大学では通年採用の企業の情報を集め ている。また、海外大学院への進学希 望者には、ロンドン・スクール・オ ブ・エコノミクス(LSE)のサマー スクールに参加するための奨学金を供 与する。

人文学部と社会学部でも グローバルに特化したコースを展開

 経済学部のPDPに加え、人文学部 の「グローバル・スタディーズコース (GSC)」、社会学部の「グローバル・ データサイエンスコース(GDS)」 が昨春スタートした。

 人文学部のGSCでは、高い語学力 と異文化理解により、国や地域を越え た地球規模の課題に取り組むことがで きる人材育成を目指している。そのた め同コースにはどの学科からも所属で きる英語プログラムがある。約7割の 授業やゼミが英語で行われるのも特徴 の1つだ。また、1年次には全員参加 の「海外短期集中英語学習」を実施。 3年次には半年もしくは1年間の留学 を強く推奨しており、高度な英語力を 身につけることができる。このほか、 ドイツ語、フランス語、中国語、韓 国・朝鮮語の特別プログラムも用意さ れている。

 社会学部のGDSは、これからの社 会のキーワードである「データ」と 「英語」のスキルをしっかり身につけ ることができるコースだ。社会に対す る鋭い視点を持ちながら、データを活 用することで新しい価値を創造する人 材を育成する。

 入学直後には全員がオーストラリア で6週間ホームステイし、異文化体験 をしながら語学学校に通い、英語力を 鍛える。また、社会学の理論や概念を 英語で学ぶ「Sociology」の授業も履修。 アサツーディ・ケイ(ADK)と学術 交流協定を結び、実際のマーケットデ ータを分析する授業も行っている。

 こうした3学部の新しい取り組みの ほかにも、気軽に外国語のコミュニケ ーションを体験できる場所が学内にあ る。英語が公用語の国際村「Musashi Communication Village(MCV)」だ。 少人数の英会話レッスンや異文化体験 イベントなどさまざまなプログラムが 用意されており、楽しく「キャンパス 内留学」をすることができる。

 海外留学のためのサポート制度も充 実している。世界各国の協定校への長 期・短期留学のほか、学生が自ら選ん だテーマと研修先で1カ月の現地調査 を行う「学生海外研修」などがある。

履修・所属を確約する 一般入試を多数実施

 「PDP」「GSC」「GDS」は、 合格すればプログラムの履修や各コー スへの所属を確約する入試を多数実施 している。一般方式入試、センター方 式入試の出願方法はWeb出願のみに なる。

 
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