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中学・高校受験:学びネット

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三輪田学園中学校・高等学校

 
  6年一貫教育で培われる
『未来から始まる』ライフデザイン
2010年に5年の歳月をかけて安心・安全な新校舎が完成。全校生を収容できる大講堂や棟の1フロアを使った広々とした図書館など、ゆとりあるスペースに配された最新の設備を整えた三輪田学園中学校・高等学校。明治20年創立という長い歴史と伝統を礎に、世界に羽ばたく徳才兼備の女性を育んでいる。現在、この充実した環境や伝統に培われたバックヤードを基盤として、未来へつながる5つの力を育成、中学1年生から自分のライフデザインを描く生き方を指導している。

校 長: 吉田 珠美
住 所: 〒102-0073 東京都千代田区九段北3-3-15
電 話: 03-3263-7801
交 通: JR中央線・総武線「市ヶ谷」駅徒歩約7分、「飯田橋」駅徒歩約8分/地下鉄有楽町線・新宿線、有楽町線・南北線「市ヶ谷」駅徒歩約6分/地下鉄有楽町線・南北線、大江戸線・東西線「飯田橋」駅徒歩約9分/地下鉄半蔵門線・東西線「九段下」駅徒歩約15分
学生数: 中学校 514名
高等学校 493名 (2014.7.1現在)
ホームページ: http://www.miwada.ac.jp/

 

リーダーシップ
フォロワーシップ
精神の育成と
中1から始まる
ライフデザイン教育

 三輪田学園中学校・高等学校のライフデザイン教育は、中学1年生から6年間すべてで行われている。

 中学1年では、自己管理と学習習慣を身に付ける。その代表的なものが追分合宿と呼ばれる3泊4日の合宿イベントで、研究発表や遠足、スポーツ大会の企画など、さまざまなスケジュールをこなしながら、リーダーシップとそれをフォローする心を育てるのだ。

 「アクティブな生徒は、遠足で皆を引っ張り、他の子がフォローする側に回ります。一方、企画では発想力のある子がリーダーに、発表では構築やまとめる力を持つ子がリーダーになります。局面ごとに全員がリーダーとフォロワーの両方を経験し、コミュニケーション力もともに磨いていくのです」

 社会では、どのような状況においても、誰もがリーダーばかりでは計画は頓挫し、流れはうまくいかなくなる。そのためにリーダー的な考えと同様、他者をフォローする力も大切だと加納克也教諭(進路指導室)は語る。

 中学2年では、高校進学への自覚を促して、自らの社会での生き方を考えるためにボランティア活動を実践。学校外の人とどうかかわって自分が生きているかを理解するために、生徒自身でアポイントを取り、活動をレポートにまとめ、しっかりと考えさせる。中学3年では職業ガイダンスを開催。自分の適性を考えて職業を研究するために、生きた体験を語ってもらおうと、働く保護者や卒業生に呼びかけて、自分の仕事について講演してもらう。また、働くとはどういうことか、その難しさや喜びを身近な大人にインタビューする。

 「中学生では、高校や大学進学のことではなく、もっと先の未来を見つめて、進路学習を実践します。そうやって未来から自分の人生を逆算することで、いま何が必要かを考えるのです」

 そう主張するのは山岸昭夫教諭(進路指導室)。こうした経緯を踏まえ、高校進学後には、今の自分をどうステップアップしていくかを考えたうえで、本格的な大学進学指導に進む。高校1年では大学のオープンキャンパスに参加したり、大学関係者による学部学科ガイダンスを開催。興味のある職業に就くにはどの学部学科に進めばいいかを理解する。また、高1・2年対象に大学模擬講義も開催。14前後の大学からさまざまなジャンルで実際の講義を実践し、生徒の希望で参加することができる。高2では自分史を作成、自分の成長過程や影響を受けたことを振り返りながら具体的な将来像を描き、高3での受験活動につないでいく。

 「医歯薬学以外の理系にも進学を希望する生徒は多く、2014年卒業生の文系・理系への進学率は約半々という結果でした。中高一貫教育の6年という期間をかけ、じっくり、コツコツと努力を続けて目標大学への合格を勝ち取る子が多いのも、本校生徒の特徴ですね」(山岸教諭)

生徒の進路を
サポートする5つの力
未来実践型教育プログラム

 三輪田では6年を通じて、5つの力を育成することを宣言している。

 @世界に興味・関心を持ち、学び続ける力、A問題を解決する論理的思考力、Bリーダーシップとフォロワーシップ、C対話する力と共感する力、D確かな職業観にもとづく人生設計力

 以上の力は、どれも未来へつながるライフデザイン教育に生かされている。

 その他、生徒の多彩な進路をサポートする教育プログラムも実践している。国語ではなく社会的な思考を磨く社会読書や多岐にわたる理科実験プログラムによる理系女子の育成。希望者対象の看護医療系ガイダンスや病院、保育園などでのボランティア活動による命にかかわる人材育成教育。芸術観賞だけでなく、オペラ・邦楽・歌舞伎・文楽などの教室を開き、さまざまな芸術に触れる。

 学習面では、中学から急に難しくなる学習について、理解しづらいと感じている生徒のために、中学1・2年対象に放課後学習サポートシステムを確立。OGの現役大学生を招いたチューター制度を導入した。つまずいた部分や弱点箇所を低学年時にそのままにしておくことはせず、しっかりとした基礎学力をつけるために全面的にフォローする体制をとっている。

 さらに今年度からは、長期休暇中に行われる補習授業とクラブ活動の時間を完全に分離し、「補習があるからクラブに出られない」という生徒の悩みを払拭。午前中は補習授業、午後にクラブ活動とすることで、両立がより確実となった。

 「三輪田学園のこういった活動や取り組みを学校説明会やイベントなどでよりしっかりと伝えていきたい」と先生方。

 受験は2月に3回実施。面接は実施しない。中学入試のみで、高校入試はなし。入学してきた生徒を6年かけてじっくりと育てていきたいという学校の教育方針がそこにも現れている。

 「きらびやかな制服や派手な施設など、受験生の表面的な興味を引くものは用意していませんが、『大学進学がゴールではない。その先へ向けて地道に努力を積み重ねていく』という学園の指導方針を理解し、ここで6年間じっくりと学んで成長したいと思っていただけるように説明会などでアピールしています」(加納教諭)

 予約不要の学校説明会は随時開催、秋にはミニコンサートなども同時に開催される興味深い内容となっている。

 
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