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中学・高校受験:学びネット

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女子聖学院中学校高等学校

 
  親鳥の羽根に守られている学校、
女子聖学院!
伝統を継承し、未来に羽ばたく
3年前に就任した阿部洋治校長のリーダーシップのもと、さまざまな教育改革を進めてきた女子聖学院中学校高等学校。近年取り組んできた「学力を伸ばす3つのしかけ」や「国際プログラム」の展開は、今年度の大学実績を大幅に上昇させた。
一人ひとりの“賜物”を生かす教育理念を継承しながら、新しい時代を切り開く女性を育てることを目標にチャレンジする女子聖学院。今やキャッチコピーとまでなった、生徒が語らずにはいられない「女子聖大好き!!」。この言葉こそが、学校教育の存在価値を示すものだといえる。

校 長: 阿部 洋治
住 所: 〒114-8574 東京都北区中里3-12-2
電 話: 03-3917-2277
交 通: JR山手線「駒込」駅徒歩7分/東京メトロ南北線「駒込」駅徒歩8分/JR京浜東北線「上中里」駅徒歩10分
学生数: 中学校 446名
高等学校 614名 (2013.7.1現在)
ホームページ: http://www.joshiseigakuin.ed.jp

 

毎朝の礼拝が
肯定されている自己を見出す

 JR駒込駅から徒歩7分。通学路には「聖学院通り」があり、その坂を上ると女子聖学院中学校高等学校(以下 女子聖)のキャンパスが見えてくる。創立108年を迎えた歴史ある中高一貫校だ。7年前に改築された明るく広々とした校舎は、地域に溶け込み、4階まで吹き抜けのチャペルは存在感を示している。外壁には花をモチーフとしたステンドガラスがあり、道行く人にも安らぎを与えている。

 就任3年目の阿部洋治校長は、「生徒を毎日見ていて、いろいろなシーンで感動させられています」と思いを話す。そして取り出したのが今年度の学校案内だ。自然な笑顔の生徒さんが3人表紙を飾っている。作られた笑顔ではないことがひと目でわかる。

 「この笑顔が証明するように、一番自分らしくいられるのが学校なんでしょう。毎朝の礼拝の中で、かけがえのない自分として期待され、生かされていることを知らされるのです。つまり究極的な自己肯定を経験するのですね」

 トップページには、生徒たちの優れた側面が校長のメッセージとして表現された。「響きあうこころ」、「みずみずしい知性」、「チャレンジするバイタリティ」。生徒の一挙手一投足に気を配る校長ならではの表現であり、ここに学校教育の成果が見て取れる。

 一方で、女子聖の歴史を支えるのが卒業生や保護者たちだ。園芸クラブでは、本校の花々を月2回のペースで手入れをし、来校者の心を和ませている。同窓会組織で作られた「翠耀会」では購買部を運営し、軽食や文房具を販売。特に火・金だけのドライカレーは伝統の女子聖スペシャルだとか。そして、お父さんが参加する「パパも女子聖・土曜プログラム」だ。

 「このプログラムは略してパパプロと言いますが、昨年の秋も焼き芋パーティーを行って、高3の生徒一人ひとりに配っていただきました。それもメッセージ付きなので、とても喜んでいましたね」

伸びた大学実績
仲間意識が育てる学力の伸長

 昨年の大学合格実績に続いて、今年も生徒たちは素晴らしい結果を残した。北海道大学など国公立大学6人、早慶上理24人(昨年15人)、GMARCH50人(昨年41人)と、大幅な伸びだ。生徒たちは目的意識を持って進路を選択、例年になく指定校推薦などの利用者が多かったが、医学部や歯学、薬学、看護など理系への進学も目立った大学入試だった。

 「指定校推薦で受験をした生徒には評定が5に近い子も大勢いました。志望理由を400字詰め原稿用紙に2枚ほど書きますが、それを見て質問をすると、単に書いたというのではなく、大学への自分の興味関心を見事に内実化されている。私に言わせるとみずみずしい知性だと思います」

 実績が伸びた要因には、近年取り組んできた「生徒の学力を伸ばす3つのしかけ」がある。@定期テストの目標と振り返り。A一人ひとりの努力を讃えるー到達度評価の表彰―。B学習支援システム。Aにおいては、中学における成績優秀者制度で、学期成績(10段階)の平均が8以上の生徒を「成績優秀者」として表彰する。また3年間トータルして「3ヵ年成績優秀者」も表彰している。

 「到達度の表彰は、学力は集団で伸びていくものと捉えています。学年のみんなが成長することは、つまり個人が成長することです。高校3年にもなると、仲間意識が見事に花開いていきます」

 仲間意識の表れが、3月になっても受験勉強を続ける仲間へのお守り(手作り)と単語帳のプレゼントだ。単語張を捲っていくと「よく頑張ったね、もう少し」と、配慮も忘れていない。

 学習支援システムではハイレベルな問題演習講座のJSG特別講座。中高ともに実施され、発展的学習でさらに学力を伸ばす。中1、2の学習室では英数の予習・復習を中心とした基礎学力の定着を図っている。また、高校の大学受験講座では、学校のPC教室で学習するJSGネット予備校などが用意されている。

充実したこころを育てる
英語教育

 本校では、校内で組織された国際教育委員会が中心となり、国際プログラムを展開、英語教育がさらに充実した。その一つが中3から高2対象のInternational Fun Campだ。同世代の留学生や外国人講師との交流を通して、英語でコミュニケーション力を養う。主にスピーキングの向上を目指す宿泊型のプログラムだ。先に実施したキャンプでは50名定員に90人が応募、主催者からは発音の綺麗さ、会話力、やる気など高い評価を貰った。

 「ファンキャンプは、いわゆるお勉強ではなく、英語を使って何かをやり遂げることです。英語でディベートもしたようです。うちの生徒たちは、自分で作っていくということには抜群の力を発揮します。これが響きあう心ですね」

 その他、中1、2対象の「国内ミニ留学体験プログラム」。“Show&Tell”をテーマに、体験を通して人前で英語を話し、自信をつける集中型プログラムだ。そして、高1対象のペンシルバニアで実施するホームステイは、生活を通じてお互いに交流を深めることを目的にしている。その他、多くのプログラムが用意されている。

 就任以来、校長が一番感動している生徒の言葉がある。

 他校の生徒が「うちは毎日が修羅場よ! クラスのみんながライバルだから」と話した。それを聞いた本校の生徒はびっくりし、「私は女子聖でよかった。女子聖は親鳥の大きな羽根に守られた学校だから」と考えたという。大好きな母校のことを、このように語らずにいられない。そんな生徒が育つ、女子聖学院中学校高等学校なのだ。

 
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