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中学・高校受験:学びネット

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昌平高等学校

 
  目標を高く掲げ「文武両道」を歩む─熱血指導者が続々と参加
教職員の意識改革をベースに、学校改革をドラスティックに進めている昌平高等学校。改革の取り組みは、学習指導にとどまらず、クラブ活動にも及ぶ。生徒の選択肢を増やすためにクラブを新設したり、全国各地から優れた指導者を招聘するなど、部活動の充実・強化にも力を入れている。小池仁校長は「指導者の熱いハートが生徒を変える」と語る。また「高校生にとって『朝練』は百害あって一利なし」と言い切り、昨年から廃止。熱血指導者のもと、勉学に部活に励む生徒たち。その心の中に、確かな自信と誇りが育ち始めている。

校 長: 小池 仁
住 所: 〒345-0044 埼玉県北葛飾郡杉戸町下野851
電 話: 0480-34-3381
交 通: 東武日光線「杉戸高野台」駅より徒歩15分または「昌平高校」行路線バス5分・JR「久喜駅」より「昌平高校」行路線バス15分、東武伊勢崎線「和戸」駅下車自転車8分
学生数: 1,171名 (2009.07.1現在)
ホームページ: http://www.shohei.sugito.saitama.jp

 

勝つことよりも大事なこと

 体育科主任の稲垣徹教諭は、2年前のある日、サッカー部の生徒たちの変化に気づいた。いつの間にか、運動部特有の挨拶である「ウッス」が姿を消し、しっかりと「おはようございます」と挨拶するようになっている。2007年春のことだ。その年の4月に、青森山田中学校・高等学校から藤島崇之教諭がサッカー部監督として着任していた。

 藤島教諭は元日本代表主将の藤島信雄氏を父に持つサッカー界のサラブレッド。前任校では中学の監督を務め、3年目で全国3位に導いた。今年29歳の若き実力派指導者である。

 昌平高校のサッカー部は、部員数こそ30人近くいたが、地域予選で敗退するレベルのチーム。高校で初めて部活に入部した生徒もいた。ただ好きというだけで、基礎的な技術も身に付いておらず、試合で最高のパフォーマンスを発揮するためにどうしたらよいかもわからない。サッカーを根本的に知らない部員たちだった。

 「何とかしなくては」と思った藤島教諭が最初に指導したのは挨拶と身だしなみ。「日常生活の基本の確立なくして、部活はありえない」という考えからだ。そして部活では、チームのベースづくりのための厳しい練習メニューを開始した。何となく入部した生徒たちは、予期せぬハードな練習に面食らったことだろう。それでも退部することなく、一生懸命に取り組んだ。その姿勢が、翌年に入部した1年生にメンタル面で大きな影響を与えることになった。藤島教諭は「今の昌平サッカー部の基盤をつくってくれた」と話す。

 チーム力も徐々にアップし、今年1月に開催された「平成20年度サッカー新人大会兼関東大会東部支部予選」を突破し、関東大会埼玉県予選の出場権を手に入れた。

 また、サッカー部での活躍を夢見て入学してくる生徒も増え、今年4月には部員総数が80人を超えた。いまチームの目標は「日本一になること」。しかし同時に、藤島教諭は「勝つことがすべてではない」と言い切る。優勝したときに、自信と誇りをもって「日本一」と言える人間になること。サッカーを通して、人間的に成長することが目指されている。

 今年度からは藤島教諭の父、信雄氏、そして仙台フットボールクラブの指導者だった芳賀大祐氏もサッカー部顧問に着任した。昌平サッカー部への期待がさらに高まっている。

一流指導者との出会い

 従来からスポーツ強豪校として知られる同校には、バスケットボール部、陸上部、剣道部など、全国大会レベルのクラブがいくつもある。それら強いチームにも指導者が補充された。例えば、インターハイに3年連続、通算11回出場の男子バスケットボール部には、日本協会公認コーチの資格を持つ奥山裕彰教諭が加わり、指導力がさらに強化された。

 ラグビー部では、昨年4月に御代田誠教諭と伊藤博章教諭が顧問に着任。御代田教諭は、國學院栃木中・高でコーチを務め、8年連続花園出場へと導いた。伊藤教諭は母校國學院久我山高が5度目の全国優勝を果たしたときにヘッドコーチとして貢献した。

 元立教大学助監督の塚本公二監督が率いる野球部には、早稲田大学野球部出身の設楽典宏教諭が部長に就任。東京六大学コンビで甲子園を目指す。

 テニス部には筑波大の主将を務めた河野未穂氏、ソフトテニス部にはインターハイ出場へ4回導いた土橋英光氏、女子バレーボール部には日体大OGの林崎多恵氏が就任した。新顧問に対する生徒たちの期待は大きく、練習へのモチベーションは高まっている。

 新しいクラブも誕生している。2年前に同好会としてスタートした女子サッカー部は、今年クラブに昇格。ゲートボール部は昨年から活動を開始。新設クラブながら全国大会に出場し、女子は10位に入賞した。

 いずれのクラブも、顧問は部活動だけではなく、教科指導においても優れた実力を持つ。自ら文武両道を実践してきた先生たちだ。したがって、生徒たちにも勉学と部活の両立を望む。定期テストや模試の成績に目を配り、必要に応じてクラス担任や教科指導の先生方と話し合う。両者が連携して生徒を見守っている。

 「顧問の姿勢が部活に反映されますから、生徒たちも文武両道を当然のこととして受け止めています」と稲垣教諭。その結果、生徒たちは時間の使い方を工夫できるようになってきた。集中力も向上した。何よりもバランス感覚のよい生徒が育っているという。

人生の糧となる高校生活を

 運動部だけでなく文化部の活躍も見逃せない。
華道部は毎週、同校の最寄り駅である東武日光線「杉戸高野台」駅へ花を届けている。美しく活けられた四季折々の花は、乗降客の目を楽しませるのだろう。学校に「心が癒されます」といった手紙や電話が数多く寄せられている。

 パソコン部は「全国パソコン技能競技大会」に5年連続出場するほどの実力。文化祭では、ポスターやカレンダー、名刺づくりなどで自慢の技を披露し、訪れた人たちに好評だ。

 また伝統を誇る吹奏楽部は、西関東大会において3年連続金賞に輝いた。昨年から音楽科の川崎啓教諭に、ファゴット奏者の岡崎加奈氏が新たに加わり、指導体制が強化された。

 小池校長は「部活も大切な教育活動」と、クラブ活動を積極的に奨励する。同時に全クラブに「文武両道」の徹底を指示している。特に「選抜アスリートクラス」は、授業開始前、朝練ではなく朝学習を実施し、「文武両道」の超徹底を図っている。「文武両道」を歩む3年間が、生徒たちのその後の人生において、大きな糧となることを確信しているからだ。

 
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