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中学・高校受験:学びネット

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甲南高等学校・中学校

 
  グローバルとリベラルアーツで時代を牽引
創立100周年を迎え、次代の甲南新世紀へ
 グローバルとリベラルアーツ(教養)をキーワードに、甲南高等学校・中学校は1919年(大正8年)、甲南中学校として開学。1923年(大正12年)より7年制高等学校となり、戦後の学制改革を経て現在に至る。「人格の修養と健康の増進を第一とし、各自が持っている才能を開花させること」を建学の理念と定め、『ひと創り』という本来の教育に立ち返る目的を追究し、今年で100周年を迎えた。創立者である平生釟三郎の精神とその使命を表した言葉が「健全な常識を備えた世界に通用する紳士たれ」であり、学園の在校生・卒業生の座右の銘となり現代に息づいている。

校 長: 山内 守明(やまうち もりよし)
住 所: 〒659-0096兵庫県芦屋市山手町31-3
電 話: 0797-31-0551
交 通: 阪急「芦屋」駅から徒歩20分
JR「芦屋」駅から徒歩25分
阪急バス7、12、31、32、131系統に
乗車「甲南高校前」下車
生徒数: 539名(中学校)
550名(高等学校)
ホームページ: https://www.konan.ed.jp/

 

学園の歴史に根をはり
息づく普遍的な建学の精神

𠮷田 和史 教頭

 創立以来「徳」「体」「知」の調和のとれた人物育成に努めている同校は、今年100周年を迎え、『学びに集い、正しく強く、共に成長する』の言葉をもとに、新たな時代にふさわしい教育ビジョンを策定。それは、①心身ともに健康で豊かな人間性を育む②天賦の才を引き出す(天才はすべての人にあり、また一人ひとり違ったものである)③教養豊かな人材を育成する④主体的に行動する人材を育てる⑤チームワークを育む⑥グローバル社会に貢献する人物を育成するの6つである。この6つの教育ビジョンは、建学の精神を、激変する社会情勢と不確実性が増す現代社会にふさわしくわかりやすい内容に読み解いたものである。

 「現在、教育に対する考え方は変化し続けています。一つには、一人ひとりの人間性・才能・創造性を伸ばすことを目標とし、「生きる力」を育む流れです。また、グローバル化により、「国際社会で生き抜く力」が重視されるようになりました。読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシー、問題解決能力、さらに母国語・外国語によるコミュニケーション能力といった実践的な力を身につけることが国際基準となりつつあります。こういった21世紀の教育観や国際基準といわれる教育内容は、創立当時から本校が目指してきた教育にほかなりません。本校では生徒一人ひとりの持つ無限の可能性を伸ばしながら、国際社会の第一線で活躍する人物の育成に努めています」と教頭の𠮷田和史先生は語る。

 同校が目指す『ひと創り』を核に、教育理念と教育目標に基づき、各教科と学校行事、クラブ活動などのすべての教育活動を「健全な心を育む教育」「創造性を育む教育」「文化的能力を育む教育」「移行力と探究心を育む教育」「強く生き抜く体力を育む教育」の5つの育みに分け、中高一貫教育を展開している。

「ひと創り」の理念を礎に
緻密な学習指導計画に基づく
2コース制

山内 守明 校長

 教育目標である「徳」「体」「知」の調和のとれた、人間性豊かで自立心を備えた「世界に通用する紳士」の精神は、多彩な教育プログラムとして具現化されている。自分らしく成長できる6年間において、現在、教育カリキュラムは「フロントランナー・コース」「アドバンスト・コース」の2コース制を採用。

 「フロントランナー・コース」は、科学的思考力、論理力、創意・発想を伸ばす様々なプログラムにより、国公立大学への進路を視野に、世界で活躍する人材を育成するコースだ。科学的なものの見方と国際社会を意識した教育に力点を置いている。中学1年生では、プレラボと呼ばれる理科の授業があり、宇宙の成り立ちから、現代科学における最先端の内容など、幅広いコンテンツを楽しく学ぶのが特徴だ。

 中学2・3年生では、「サイエンス・ラボ」と「グローバル・ラボ」の2つの特別授業が、年間を通してシリーズで用意されており、多様な観点から理解を深めることができるようになっている。

 サイエンス・ラボは、化学・生物・物理の3分野で実験・実習を行い、考察やレポート作成を通して科学的な思考力・考察力を身につけ、グローバル・ラボは、世界・平和・環境・歴史の4分野で生徒の知的好奇心を高め、多様な価値観や論理的思考力を身につけ、学びのモチベーションを高める。地球環境の変化やビジネスのグローバル化への対応など、多様な文化との共存が必要とされる21世紀を生き抜く力とリーダーシップを育むのが狙いである。

 「アドバンスト・コース」は、"教室から社会へ、教室から世界へ"をコンセプトに、キャリア教育に力点を置きながら、国際教養と幅広い視野、コミュニケーション力を有したグローバルなフィールドで活躍できる人材を育成するコースだ。このアドバンスト・コースには、さらに学園独自のプログラムが用意されている。中学3年生から始まるグローバル・ファウンデーション(国際教養プログラム)と高校2・3年生から始まるグローバル・スタディ・プログラムである。

グローバルリーダーを育てる
グローバル・スタディ・プログラム

 グローバル・ファウンデーション(国際教養プログラム)は、日々の学習、一般教科とは別の独自授業と行事、共働的な学びの機会を通して、「世界に通用する紳士」に必要な英語力・国際教養とともに主体性やコミュニケーション力・リーダーシップを育む。

 グローバル・スタディ・プログラム(GSP)は、長期留学を中心に、すべての英語の授業と国語・社会・総合学習が教科横断型で連携し合い、国際人としての資質を磨き上げていくものである。GSPは、2016年度に、中学3年生からの4年間のプログラムに延長。文部科学省の「スーパーグローバルスクール」事業のアソシエイト校にも選定されている。

 GSPでは、高校2年~3年の間に3カ月~1年の留学を体験。単なる語学留学プログラムではなく、自分を知り、他者を知り、世界のどこででもコミュニケーションのできる人間に成長するためのものだ。明確な目標を持った大学以降への学びへつなげることを目標としている。

 1世紀前から、国際化を始め、思考力・判断力・表現力を主軸に置いた『ひと創り』の大切さを提唱してきた甲南高等学校・中学校。いかなる社会情勢の変化にも柔軟かつ弾力的に対応できる「生きる力」を核に、来たるべき時代にふさわしい甲南新世紀を拓く歩みはとどまることを知らない。

 
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