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中学・高校受験:学びネット

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大阪産業大学附属高等学校

 
  創立90年目前の注目の私学
定員充足率130%超、人気の要因は!
「偉大なる平凡人たれ」という建学の精神で生徒を育成してきた大阪産業大学附属高等学校。創立90年を目前に控えた歴史ある人気校で、今年の入学生は743名、定員充足率は130%を超える。その人気の要因は普通科4コース、国際科1コースの幅広い学びの機会が得られること。中でも改編2年目の国際科グローバルコースは、海外留学生との交流プログラムやクラウドを利用したアクティブラーニングなど、生徒の興味を引きつけ、今年の入学生は、全員が第一希望という注目すべき結果を出している。

校 長: 今田 悟
住 所: 〒536-0001大阪府大阪市城東区古市1-20-26
電 話: 06-6939-1491(代表)
交 通: 地下鉄長堀鶴見緑地線「今福鶴見」駅より徒歩7分/今里筋線「新森古市」駅より徒歩7分/谷町線「関目高殿」駅より徒歩20分/市バス「鶴見六丁目」より徒歩すぐ/京阪電車「関目」駅より徒歩15分
学生数: 2,110名 (2017.11.1現在)
ホームページ: http://www.osaka-sandai.ed.jp/hs

 

多岐に渡るコースで
各々の輝く未来を見つける

 1928年に大阪鉄道学校として創立。来年で90年目を迎える歴史の中、社会で活躍する能力を伸ばし、活気溢れる生徒を多く輩出し続けてきた大阪産業大学附属高等学校。その人気は高く、毎年、定員確保は当然のこと。今年度の新入学生は743名、定員充足率は131%で、1学年18クラスというマンモス校である。長い歴史の中で、教員と生徒の成長を支えてきたのは建学の精神である「偉大なる平凡人たれ」の精神。平凡な日常生活をきちんと送ることを大切にする姿、地道にたゆまず努力する姿が、受験生の目に魅力的に映るからこそ、毎年大きな人気を保ち続けていられるのだといえる。

 どれだけ生徒数が増えようとも、個々の状態をしっかりと把握し、細やかな指導を心掛ける担任のもと、育てられた生徒たちは皆、明るく活発。早朝から元気な挨拶が響き、クラブに励む声も校内のそこかしこから聞こえてくる。また、夜遅くまで自習室で学ぶ生徒もおり、長い時間を校内で過ごしながら、高校生活を満喫している。

 昨年2月に就任した今田悟校長は、この高い人気の要因を「普通科と国際科の2科5コースという幅広い学びの選択肢のいずれかで、生徒個々が自分の目標を見つけ、力を発揮することができるからです。また、運動部23、文化部13合わせて36のクラブに全校生徒の半数を超える約1200名の生徒が所属しており、そこでも活躍の場を見出せるからでしょう」と語る。

 普通科には、国公立・難関私立大をめざす特進コースTと難関私立大をめざす特進コースU、大阪産業大学への内部進学や他大学など幅広い選択肢から目標を見つける進学コース、スポーツを活かした大学への進学をめざすスポーツコース(男子のみ)がある。一昨年より改編された国際科グローバルコースでは、実践的な授業を通じて真の国際人を育成している。

 同校の今年の受験状況を調べると、専願充足率は82.4%。併願受験の生徒の戻り率も13・3%で、併願受験生はかなりハイレベルな高校を受験したチャレンジ精神を持つ生徒たち。大学入試まで努力を続け、夢を叶えようとする意欲を持っている。その意欲が学校全体に良い影響を与えており、進学実績も成長著しい。昨年度卒業生の4年生大学進学率は80%、国公立・関関同立・産近甲龍佛などの大学へは100名近い合格者を出しており、今後が楽しみだ。

留学生交流プログラムや
アクティブラーニングで
生きた英語を鍛える

 一昨年、改編された国際科グローバルコースは、様々な新しい学びを導入している。今年度の入学生は83名で、全員がコース選択の第一希望に国際科を挙げた生徒たち。元々英語が得意な生徒や興味を持つ生徒が多く、このコースに限り、英検取得者(3級以上の取得者対象)に専願・併願ともに入学試験時の英語の点数を保障する優遇制度が設けられている。

 さらに平成30年度入試から英検準2級以上の取得者は、入学手続き時に特待制度が適用される。また、このコースの生徒は女子が多いのも特徴。学校全体でも今年度の女子の入学生数は過去最高となっている。

 「英語で社会に羽ばたきたいという目的をしっかりと持った生徒が多いため、英語に対する志が高く、他の教科の学習も努力する生徒がほとんどです」と、英語科担当の合田早加江先生は語る。

 グローバルコースの英語教育は、通常授業やネィティブスピーカーによるイングリッシュプレゼンテーションだけではない。語学実習室のPCはクラウドコンピューティングができるため、家庭で自分のPCをつなぎ、クラウド上にあるデータを使って続きを学ぶアクティブラーニングが可能。

 さらに希望者には1年または3ヵ月間のアメリカ・オレゴン州への留学制度も用意されている。一方、関西外語大学との高大連携プログラムでは、その内容に基づく特別入試制度も実施され、同大学への進学も可能だ。

 新しい学びの外国人留学生との交流プログラムは、1年〜2年で行われる。1年7月の交流プログラム開会式では10ヵ国から来た留学生を前に、生徒たちは大盛り上がりを見せた。2回目は8月の2泊3日京都研修旅行。留学生と一緒に行う日本文化体験以外に、街に出て外国人観光客に様々なことをインタビューし、実践的な英会話体験を重ねていく。

 10月と12月の2回は、年度末のプレゼンテーションの準備。テーマを何にするか、何を話すのかを留学生たちと話し合い、3月の1泊2日イングリッシュキャンプで発表。100人近い人を前に英語でプレゼンテーションを行う生徒たちは皆、堂々と自分の意見を壇上で述べた。

 2年になるとアメリカへの修学旅行に向け、課題に沿ってアメリカでインタビューする練習が交流プログラム内で始まる。そして旅行後の最後のプログラムでは旅行体験を英語でプレゼンテーションする。10グループに分けて行われるため、プレゼンの機会も10回。修学旅行から戻った生徒たちは英語力に自信を持ち、プレゼンの時間には笑い声を含むほどリラックスした瞬間も訪れていた。

 「国際科の生徒は皆明るく社交的です。そのため、初めて会う留学生や観光客、修学旅行先の外国人相手でも、自ら積極的に話しかけ、楽しそうにプログラムをこなしています。その積極性や努力を続ける姿勢は他のコースの生徒にも刺激になり今後が楽しみです」と、合田先生は嬉しそうに大阪産業大学附属高等学校の未来を語った。

 
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