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中学・高校受験:学びネット

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園田学園中学校・高等学校

 
  女子教育の伝統を未来へ繋ぐ
安心・安全・やさしい新校舎が完成
知性と豊かな情操、品性を身に付けた女性を育成する「女性学」など、女子校ならではの特色ある教育を実践する園田学園中学校・高等学校。2018年の創立80周年に先駆けて今年4月、待望の新校舎が竣工し、全生徒が新たな学び舎で新年度を迎えた。新校舎は「やさしい学校」をキーワードに、「安心・安全」と自然を感じさせる居心地の良さを実現。現在積極的に推進しているICT教育を支えるWi-Fi環境も完備し、生徒たちの学習意欲を高めている。

校 長: 石井 稔
住 所: 〒661-0012 兵庫県尼崎市南塚口町1-24-16
電 話: 06-6428-2242
交 通: 阪急「塚口」駅から徒歩8分、JR「塚口」駅から徒歩16分
学生数: 中学校 49名
高等学校 794名 (2017.9.1現在)
ホームページ: https://www.sonodagakuen.ed.jp

 

新校舎設計の3つのコンセプト

 園田学園中学校・高等学校は、最寄り駅である阪急「塚口」駅から徒歩8分という好立地にある。落ち着いた住宅街という環境の良さも魅力だ。

 正門を目指して進むと、道路から緑濃い木々を通して白い外壁の校舎が見えてくる。

 正面玄関のポーチには深いひさしがかかり、登校する生徒たちを温かく迎えてくれるようだ。

 石井稔校長は、新校舎の設計コンセプトの第1に「安心・安全」を挙げる。

 大震災に備えて、プレキャスト(PC)工法により建物の強度を高めている。また津波を想定して、校舎を地上24メートルの6階建てにした。

 第2のコンセプトは、学習環境の整備。ICT教育に対応できるWi-Fi環境が整えられた。全館のどこからでもインターネットにアクセスできる。しかも、全校生徒が授業でタブレット端末を使用したとしてもストレスなく利用できる規格を採用。プロジェクターも全教室に設置済みだ。

 そしてコンセプトの第3が快適な生活環境。

 「学校生活は勉強だけではありません。明るくて心地よい環境が、子どもたちの活動意欲を高めてくれます」

 4月、生徒たちが初めて新校舎に足を踏み入れたとき、廊下やあちこちの教室から歓声があがった。

 「『勉強も頑張らな!』という声も聞こえてきました」と石井校長はにこやかな表情で話す。

自然採光と風が流れる
居心地の良さ

 新校舎は東西に長い構造となっていて、中央を幅広の廊下がまっすぐ伸びている。その長さは60メートルあまり。すっきりしたデザインだ。

 2階から6階までの南側に普通教室、廊下を挟んで向かい側に特別教室やレストルーム、階段を配置している。2階は中学3学年3クラスと職員室が並び、3階から上が高校生だ。教室には明るい日差しが降り注ぎ、爽やかな風が吹き抜ける。校舎全体に自然の風を取り入れるために、階段棟の最上階にセンサーを設置している。温度と雨量を検知して窓が開閉することにより、下から上へと空気が流れる仕組みだ。

 廊下も教室も床材はフローリング。木材の温かみが感じられる。

 各フロアは基本的に同じ造りになっているため、フロアごとにピンクやグリーン、イエローなどパステル調のテーマカラーを設定している。教室や特別教室の入り口にテーマカラーのサインボードを設置。教室のブラインドやレストルームのタイルも同色で統一した。白い壁にパステルカラーが映えて優しい雰囲気を醸し出している。

 「学年が上がるとフロアが変わり、テーマカラーも変わるので気持ちが新しくなります」

 同校ならではの設備も充実している。女性学の礼法や着付けの授業で使用する和室は、36畳の広さ。礼の仕方や畳の歩き方、襖の開け閉めを実習する。

 茶室は、にじり口をしつらえた本格的なつくり。障子を入れ、茶室周りの露地には玉石を敷き詰めている。

 多くの生徒が特に気に入っているのが、広々としたレストルーム。洗面スペースには自然光を取り入れ、大きな鏡で身だしなみをチェックできる。これも女子校ならではの設備だ。

 新校舎は西側の校地に建設された。道路を挟んだ東側校地には体育館や図書館、食堂を備えた清明ホールがある。東側校地の旧校舎は解体され、跡地にはダンスや卓球などもできるサブホールや部室を建設する。グラウンドも従来より拡張される。新校舎と東側校地の建物は屋根付きの渡り廊下でつなぎ、車椅子用の昇降機も設置する予定だ。完成は来年4月。これにより全施設の完全バリアフリーが実現する。

タブレット端末を活用し
学びを深める

 昨年度、中学1・2年生から導入を開始したタブレット端末は、今年度で中学校全体の配付が完了した。来年度は高校1年生から順次導入される。

 石井校長は、「この1年間で使い方が変わってきました」と話す。

 当初は、教員を含めてタブレット端末を「どう使うか」に意識が向いていたが、今ではすっかり使いこなし、「使ってどうするのか」と発展していくようになった。

 中学3年の英語では、外国を紹介するワークショップでタブレットをフル活用した。インターネットから素材を集め、自分たちで編集し、パワーポイントを使って英語でプレゼンする。例えば台湾を取り上げたグループは、地形や気候などの基本情報に加えて、アニメ映画の『千と千尋の神隠し』のモデルとされている料理屋を紹介した。

 夏休みの宿題の出し方も変わりつつある。休み前にまとめて渡すのではなく、休暇中に後半の課題を配信。生徒は教師にメールで質問することもできる。

 「クラス全員で情報を共有したり、各教科で工夫しながら上手に使っています」

 特に期待しているのは、アウトプット力の向上だ。従来に比べて調査や資料作成にかかる時間が大幅に短縮されるので、発表する機会を多く設けることができる。最初はインターネットからのコピーや真似から始まっても、いざプレゼンすると、素朴な質問に答えられないことに気づく。これを繰り返しているうちに学びを深めていく。

 「教員も以前は発表がある程度まとまっていればOKでしたが、いまは生徒が自ら気づいて伸びていくにはどうしたらよいかと常に意識しています」

 中学3年生は学年末の3月にディベート大会を開く。今年はタブレットを導入して初の大会だ。クラスを3チームに分けて2チームが対戦し、残り1チームが勝敗を判定する。組み合わせを変えて、3回対戦を行う。テーマも3つ用意される。

 「資料をどう活用するか。去年からどう変化したか楽しみです」

 ただし、集めた情報を編集し効果的に活用するには、体系化された知識の裏付けがいる。インプットとアウトプットを適切に同時進行させていかなければならない。

 石井校長は、「学習環境が整い可能性が広がりました。本校の教育をさらにブラッシュアップしていきたい」と語る。


 
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