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中学・高校受験:学びネット

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洛南高等学校・洛南高等学校附属中学校

 
  建学の精神を道標に
小・中・高の一貫した人間教育が始動
仏教にもとづく心の教育はより幼い頃から始めるのが望ましい―その理念に則って、長岡京跡・北東部の地に附属小学校が創設され3年が経過。新入学した1・2・3年生が進級し、今春、全学年の生徒が揃った。学園の12年一貫教育が始動するなか、中・高へとスムーズに連携させる体制づくりが行われている。「仏教の教えを日々に生かす」「自ら学ぶ習慣を身に付ける」「身をもって、団結や公正さを学ぶ」という3つの教育の柱をそれぞれの教育段階に相応しい形で展開させ、分断なく連携させていく。そして、その進化が学園の新たな伝統を育んでいる。

校 長: 川田 信一(高等学校)
岩ア 順一(中学校)
住 所: 〒601-8478 京都市南区壬生通八条下る東寺町559番地
電 話: 075-672-2661(中学校)
075-681-6511(高等学校)
交 通: JR「京都」駅八条口から徒歩13分/近鉄「東寺」駅から徒歩10分/四条大宮から市バス18・71・207系統で「東寺東門前」下車徒歩3分
学生数: 中学校 734名
高等学校 1,373名 (2017.7.1現在)
ホームページ: http://www.rakunan-h.ed.jp/

 

今年度の課題は
小学校の学びを連携させていくこと

 世界遺産・東寺(教王護国寺)に隣接する洛南高等学校・同附属中学校のはじまりは、弘法大師空海を学祖とする、日本最初の私立学校「綜藝種智院(しゅげいしゅちいん)」にまでさかのぼることができる。その後、永い歴史のなかで受け継がれてきた、人間教育を旨とする大師の建学の精神にもとづいて、1962年に「洛南高等学校」が発足、1985年に附属中学校が開校された。その後、男女共学、さらに附属小学校創設へと続く学園の足跡には、礼儀作法や豊かな感受性を重んじる確かな教育理念が息づいている。

 「先日、花祭りの行事に参加して、小学校1年生から合掌を覚えるのはとてもいいことだと改めて思いました。6年生は般若心経も唱えられる。何より皆が大きな声で挨拶ができるのが素晴らしい。『三つ子の魂百まで』という古人の知恵を実感しました」と話す川田信一学園長・高等学校校長の表情は明るい。卒業生から、孫が附属小学校に入学したという報告も受けたという。

 小学校を創設以来、生徒をどのように受け入れ、中学校へとつなぐのか、学園史上初めての経験を積んできた。教師がお互いの授業内容を確認し、連携した授業の展開を試みてきたが、「その連携をより濃密にしてうまく融合させる。それが今年度の一番の課題」と明言し、課題を達成するための大きな推進力が「担任力」だと強調する。

 「教師が自信を失うのは、生徒が先生を頼りにしなくなったとき。生徒と授業以外に関わりを持たなくなるという延長線上にその様なことが起きる。“余計なお世話”をするのは洛南の伝統です、と先生方によくお話しします」と川田校長。教科力だけでなく、担任力を養うことの大切さを説く。そして、小学生が中・高の教育を受け、どのように育ってくれるか、今から楽しみだと期待を寄せる。

学業と行事活動を支える
集中力と気持ちを切り替える能力

 高校の学習プログラムに「空と海のコースカリキュラム」を導入し、5年目を迎える。価値観が多様化する現代にあって多様な学力観の必要性から、「空パラダイム」と「海パラダイム」に分け、それぞれのコース生が切磋琢磨している。

 「空パラダイム」は同校附属中学からの内部進学生とともに形成する、高校課程履修内容の早期完成とハイレベル演習を実現しようとするコース。一方、「海パラダイム」は標準カリキュラムの修得とさらに多様な学びの実現を目指すコースだ。したがって、「空パラダイム」は最難関大学・学部へのチャレンジを目標とし、「海パラダイム」は志望と適性に応じた難関国公立大学・有力私学へのチャレンジを目標にしている。

 それぞれの目標を達成するために、国公立大学や有名私立大学の個別学力試験に備えて生徒たちは日々努力を重ねる。その一環として、放課後に英語・数学・国語の小テストが行われ、授業についても、予習・宿題など取り組むべきことも多い。

 さらに、同校は学校行事が多いことも特徴のひとつ。生徒たちの顔が最も輝くのが体育祭・文化祭だが、卒業生も応援に駆け付け、洛南パワーが全開となる。クラブ活動も活発で、運動系・文化系ともに優秀な成績を収めている。

 このスクールライフを生徒たちはどのようにコントロールし、学業と行事、クラブ活動の成果を上げているのだろう?

 「短時間でスケジュールをこなす習慣が身に付き、集中力と気持ちを切り替える能力を高めているのではないでしょうか。もちろん、共に歩む仲間がいてこそですが」と川田校長は分析する。


同窓生との交流を通し
進路について考察して欲しい

 昨年度の本校の大学合格状況は、国立大学235名(東京大学21名、京都大学68名、大阪大学35名、神戸大学18名)、公立大学81名の合格者を出し、例年通りの優秀な実績を収めている。しかし、1学年約480名弱が卒業する学校にあって、82名の国公立医学科、55名の私立大医学科の合格者があったという数字に着目し、「不本意」と川田校長は話す。

 「色々な進路希望を抱く生徒がお互いの特性を尊重しながら学校生活を送る、様々な分野で卒業生が活躍してくれる、というのが本校のあるべき姿だと思っています。卒業生の2割が医学部に進学というのは、あまりにも偏り過ぎです」と本心を隠さない。「難関大を突破した生徒を多く輩出」と世間の評価は高いが、真のリーダーの資質は偏差値では計れず、人間関係を上手く構築できる能力だとし、若い頃から「持ちつ持たれつ」という肌感覚を養うことが大切ではないかとの思いがある。

 本校の同窓会では、同業の卒業生が集う「分科会」が形成されている。医療従事者は「医療分科会」、弁護士・会計士・税理士と士がつく職業は「士業分科会」という具合だ。「後輩のキャリア教育に協力を」と卒業生が母校に赴き、それぞれの職業についての情報を提供し、魅力を語ってくれたという。

 「利害関係のない同窓生だからこそ、社会人になっても助け合いやすい側面があると思います。お互いを尊重し合って、人生をより良いものにしてもらうと嬉しいですね」と卒業生にもエールを送る。

 大学時代は人生への挑戦が始まったばかり。むしろ、卒業して15年後に社会で輝いていて欲しい、充実感のある暮らしを送っていて欲しいという学園長の言葉が印象的だ。

 
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