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中学・高校受験:学びネット

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関西大学北陽中学校・高等学校

 
  中高一貫生が全学年揃い
特徴ある学びや進学実績に関心高まる
大正14年に創立した歴史と伝統ある北陽高校が、関西大学の併設校『関西大学北陽高等学校』として生まれ変わって7年。平成22年には関西大学北陽中学校も開校し、今年度は6年一貫教育の第一期生が受験年度を迎える。その進学実績が待たれるこの4月に、新しいリーダーである田中敦夫校長が就任した。生きる力と確かな学力を育むこの学び舎で育った生徒の多くが、関西大学や国公立大学などへ進学していく。

校 長: 田中 敦夫
住 所: 〒533-0006 大阪市東淀川区上新庄1-3-26
電 話: 06-6328-5964
交 通: 阪急京都線「上新庄」駅より徒歩8分、阪急千里線「下新庄」駅より徒歩13分
学生数: 中学校 371名
高等学校 1,142名 (2015.7.1現在)
ホームページ: http://www.kansai-u.ac.jp/hokuyo/junior/(中学校)
http://www.kansai-u.ac.jp/hokuyo/(高等学校)

 

他の併設校にはないコース制や
自由な進路選択にも魅力

 2008年に関西大学の併設校となり、男女共学校として生まれ変わった関西大学北陽高等学校。さらに2010年4月に中高一貫教育を推進する関西大学北陽高等学校の併設校として開校し、今年度、中学入学一期生が高校3年に在籍。6年一貫教育の全学年に生徒がそろった。

 施設面でも室内温水プールや柔道場、武道場などを備えた4階建ての総合体育館の建設や、全天候型の陸上トラックを併設するグラウンドの人工芝化と様々に進化を続けている。他の部分でも都心の学校にいながら自然に触れられるように工夫がされており、雨水を利用して水生昆虫やめだかなどを育てるビオトープや、開放感溢れる緑とウッドデッキを配したプラントガーデンでは、昼休みや放課後に憩う生徒で溢れている。

 一方、制服の全面リニューアルも来年度より予定されており、さらに魅力が増していくことになる。

 「関西大学の他の併設高校と異なり、高等学校では特進・文理・スポーツと3つのコースがあるのが特徴です。中高一貫では高校2年より特進コースと混合クラスとなり、中でも成績上位生はアドバンスクラスとしてさらに習熟度レベルを上げるカリキュラムを組んでいます」と語るのは、今年度より就任した田中敦夫校長。

 近年は高校も中学も定員を充足、安定してはいる。しかし決して油断してはいけないと田中校長は主張する。塾や保護者が学校を評価する際の目安のひとつに、卒業後の進路実績がある。来年春の中高一貫第一期生の卒業を控えている今、進学実績がどうなるのか、関心が高まっている。そのため、生徒たちを今まで以上にしっかりと指導することが必要となるのだ。

 卒業生の多くは併設の関西大学への進学を希望しているが、アドバンスクラスの生徒を中心に国公立大学への進学を視野に入れる生徒も多い。また、関西大学への進学の基準に満たなかった生徒や、関西大学に進学を希望する学部が設置されていない生徒らは他大学への進学を目指すことになる。その際にも「希望する進路が実現できるようにしっかりとした受験指導を行う」という“多様な進路実現”も同校の魅力である。

 「来年の入学生からは関西大学を目指す生徒と、外部の国公立を目指す生徒で高校3年時のカリキュラムを変更する予定です。今後も生徒の目標や個性にあわせて、ソフト面の変化は続けていきたいと思っています」

 文武両道を目指す生徒と、ハイレベルな大学への進学を目指す生徒がうまく混ざり合い、クラブも学びも活発な学校を目指していきたいというのが田中校長の考えだ。そのためにも「十分な学びと同様に学校行事や生徒会活動などを通じ、生徒の個性を伸ばして、社会で活躍できるような意味のある学校生活を送れるように」と様々な改革を現在も企画中である。

オリジナルの中大連携教育で
知的好奇心を刺激

 関西大学北陽中学校の特徴は、生徒の知的好奇心を刺激する教育。通常の中高一貫教育で多く行われている先取り授業では、生徒の習熟度や知識定着度にあわせて進度を調整している。また、3年間通じて読書や新聞研究を行い、言語能力と論理的な思考力を育成する。教科教育にも特徴を出しており、中でも英語教育ではネイティブ教員の授業やイングリッシュフェスティバルを通じて、普段から英語に慣れ親しむように心がけている。

 さらに関西大学との中大連携教育はオリジナルプログラムで実践。社会安全学部の防災体験プログラムや理工系3学部の研究室体験プログラム、法学部のリーガルマインド育成プログラムなどを大学の夏休みである8月末から9月中旬にかけて行い、通常の授業では触れることのない、深い知識や体験を経て知的好奇心を刺激する。

 関西大学北陽高等学校では特進・文理・スポーツの3コースでそれぞれの個性と才能を磨く。中でも理科教育は力を入れており、平成25年より独立行政法人科学技術振興機構のサイエンスパートナーシッププログラムに採択、理科に関する観察や実験などで問題解決能力を身につける。また、英語科と連携し、ネィティブ教員とのチームティーチングによる理数教育を実施。実験結果の発表を英語で行ったり、数学教材に英語のものを使用して、実践的な英会話や英語での記述能力をアップしていく。

 高大連携プログラムでは、関西大学の専任教員が高校に訪れて講義を行ったり、大学キャンパスで短期集中型プログラムを受講したり、専門分野の複数教授によるリレー講義を受けるなど、様々なものを用意。大学で学ぶ知識を一歩先に修得できるだけでなく、関西大学の魅力を知り、進学した後にどのようなことを学ぶかを考えるきっかけにもなる。

 一方、高校のスポーツコースでは、正規教科の体育や保健以外に学校指定科目として「スポーツ」をカリキュラムに編入。各スポーツの実習を行い、アスリートとしての能力アップを図れる。高大連携プログラムでは人間健康学部の教員による特別授業を実践。2014年には、スポーツフロンティア入試などで関西大学への進学を実現した生徒も輩出している。

 「大学からも、よい人材を輩出し、関西大学進学へ導いてほしいという要請がきています。特に理系学部の大学教員は中大連携など、力を入れて指導をいただいています」

 中高通じて心のフォローもしっかりと行っている。定期テストの前には個人面談を行い、学習指導だけでなく教師や生徒間での人間関係の状況、友人同士の意識のズレなどで問題がないかを確認する。

 心を安定させると学びにもより集中できるため、習熟度もアップし成績の伸びもよくなる。このように生徒、教員ともに何ごとにもチャレンジしていくことで人間的な成長を目指す。それが関西大学北陽中学校・高等学校の教育である。

 
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