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中学・高校受験:学びネット

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大成中学校・高等学校

 
  話題の「英語留学コース」がスタート
相乗効果による大学進学実績アップに
期待大!
公立志向が強く、私立中学校受験に強い逆風が吹いている愛知県にあって、学校説明会の来場者や受験者数を増やしているのが、大成中学校・高等学校。熱心で面倒見のよい教師陣による徹底したサポート体制、大学進学実績が人気のゆえんだ。同高等学校では、国際化のニーズに応え、今春、「英語留学コース」がスタートした。同コースでは、1年生の夏から1年間のカナダ留学を経て、帰国後は難関大学進学を目指す。今後、同コースが大成のさらなる人気拡大に貢献することになるだろう。

校 長: 足立 誠
住 所: 〒491-0814 愛知県一宮市千秋町小山字大福田1878-2
電 話: 0586-81-1118(中学校)
0586-77-9900(高等学校)
交 通: 名鉄犬山線「岩倉」駅より名鉄バス「元小山」停留所徒歩5分/名鉄本線「名鉄一宮」駅より名鉄バス「羽根」停留所徒歩5分/岩倉駅、一宮駅よりスクールバス運行(中1〜中3のみ)
学生数: 491名(中高一貫)
449名(高等学校)(2014.9.1現在)
ホームページ: http://www.aichi-shinwa-taisei.ed.jp/junior (中学校)
http://www.aichi-shinwa-taisei.ed.jp/high (高等学校)

 

「学力+躾」の基本は堅持し
学習サポート面の
改良を重ねる

 大成中学校・高等学校では、数年前から各施設の整備に加え、コース名改称、学習面のサポート体制の改良、制服のリニューアルなどを行い、ハード・ソフトともに充実を図ってきた。この夏には、中学校本館を全面改修。トイレなどの水回りは、中高ともホテル並みに近代化された。

 設立当時1クラスだった大成中学校は、現在、学年ごとに3クラスある。

 「愛知県、特に尾張部では公立志向が根強く、その中で大成中学校が各学年3クラスあることに驚かれます。本校では、毎年、学習指導面でも改良を加えており、それが実を結んできたと考えています」と校長の足立誠先生。

 同校の教育目標は、学力+躾。ステューディア(6年一貫)コースの第二教頭・渉外部長の杉浦和彦先生は、「学力+躾という中心線は全くぶれず、しっかり保ったうえで、毎年新しいことに取り組んだり、改良を加えたりしています」と言う。

 例を挙げると、中高とも毎週、確認テストを実施しており、基準点以下の生徒には補充授業が行われる。この確認テストによって、コツコツと学習する習慣が身に付き、それが受験勉強へとつながっている。また、定期試験前の放課後には、弱点強化ゼミという5教科の補習授業があり、多くの生徒が参加する。さらにステューディアコースでは、昨年から習熟度別クラス編成となった。上位層1クラスとそれ以外の2クラス(均等割り)に分けている。「確認テストでの成績上位15人を発表していますが、その中に上位クラス以外の生徒が毎回入っています。そういう生徒を増やすことが今の課題です」(杉浦教頭)

万全の体制で
英語留学コース設置

 同校のコースは、平成24年に中高一貫のステューディア、高校のラトナディア(特別進学)、プラウディア(普通進学)となったが、今春、高校に「英語留学コース」が誕生。ステューディアからの編入生を含め、12人の生徒でスタートした。同校では、以前からカナダやニュージーランドなどに留学生を送り出してきた実績がある。足立校長は、7〜8年前から留学コースをつくりたいと考えていたとのことで、満を持しての設置となった。

 留学期間は、高校1年の8月から高校2年の7月まで。1年間留学しても3年で卒業できる。留学先はカナダ・アルバータ州のカルガリーにあるセカンダリースクール(高校)。アルバータ州は教育システム・設備ともに世界トップレベルを誇る。しかも、カナダには英語を母国語としない生徒を対象としたESLという授業が確立されているため、同校留学生もESLで学びながら、現地の高校の授業になじんでいくことができる。まさに留学に最適な環境だ。

 「留学前の準備、留学中のサポート体制、帰国後の進路指導など、制度面で落ちがなく、保護者の方が納得されるようなコースと自負しています。地元の県立トップ高校に合格間違いなしと言われていた生徒も入学してくれて、喜んでいます」(足立校長)

 留学後は、海外の大学も視野に入れて、難関大学進学を目指す。理系大学を目指して他のコースへの編入も可能。その場合、合計4年間で卒業となるが、4年目の授業料の半額は免除。生徒・保護者にとって、破格の条件といえる。

教員と生徒の
意識をさらに上げ
進学実績も向上させたい

 英語留学コース担任の堀場崇史先生は、「うちのコースの特徴は、出発が早くて、帰国後が比較的長いことです」と話す。ポイントは、出発までの短期間にいかに英語力を身に付けさせられるか。そこで、留学前の4ヵ月間は、英語関連の授業が週14時間にも及ぶ。さらに、スプリングキャンプやサマーキャンプで英語漬けにし、自作の英語劇やディベートも体験させた。

 生徒たちは、留学先で日本を紹介できるよう、日本文化について学習し、英語でレポートにまとめた。取材当日は、その集大成として、各自パワーポイントを使ってのプレゼンテーションを行っていた。

 堀場先生いわく「目標は、留学の成功と大学進学です。よい結果が得られるよう努力していきたい」。また、同高等学校の第二教頭・英語留学コース部長の田村宏昭先生も「高校の生徒募集の起爆剤となるためには、大学進学に関して、ステューディア以上の結果を出す必要があります」と期待をかける。

 今春、同校では、国公立大学に54人の合格者を輩出、早慶をはじめとする難関私大にも多数の合格者を出した。ただ、ラトナディアからの国公立合格者が減り、立て直しが課題となった。「今後は、英語留学コースとの相乗効果で、ラトナディアをはじめ、他のコースの進学実績も伸びるよう、教員はもちろん、生徒の意識もさらに上げていきたいと考えています」(田村部長)

 将来の展望としては、「英語留学コースで、将来グローバルに活躍を希望するハイレベルな生徒を集めるとともに、ステューディアを柱にと考えています」と足立校長。その先には、小学校開校も見据えている。新たな挑戦を続ける大成から目が離せない。

 
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