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中学・高校受験:学びネット

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大成中学・高等学校

 
  すべての生徒を海外研修へ送り出す環境づくり
「テーラーメイド」で寄り添いの指導を実現
 常に時代の流れを見据えながら、スピード感ある変革を繰り返してきた大成中学・高等学校。2019年度の高校新入学生は定員に対して20%アップと、ここ10年でも最高記録となった。定評のある英語教育もますます充実し、今年度より英語留学コースが正式に「グローバルフューチャーコース」としてパワーアップしている。加えて姉妹校である愛知啓成高等学校とタイアップし、部活に忙しい生徒でも語学研修に参加できるようプログラムを充実させた。文武両道で結果を出す本校への期待は、ますます高まっている。

校 長: 足立 誠
住 所: 〒491-0814愛知県一宮市千秋町小山字大福田1878-2
電 話: 0586-81-1118(中学校)
0586-77-9900(高等学校)
交 通: 名鉄犬山線「岩倉」駅より名鉄バス「元小山」停留所徒歩5分
名鉄本線「名鉄一宮駅」より名鉄バス「羽根」停留所徒歩5分
岩倉駅、一宮駅よりスクールバス運行(中1〜中3のみ)
生徒数: 582名(中高一貫)
457名(高等学校)
ホームページ: 中学校
http://www.aichi-shinwa-taisei.ed.jp/junior/
高等学校
http://www.aichi-shinwa-taisei.ed.jp/high/

 

グローバルフューチャーコースへの
期待と英語教育の更なる展開

 昨年から準備されてきた「グローバルフューチャーコース」は、1年間カナダに留学するYクラスと、3ヵ月のニュージーランドまたはフィリピン・セブ島いずれかへ留学するTクラスに分かれる。Yクラスは高校1年生の8月から2年生の7月までカナダ・カルガリーへと旅立ち、ホームステイをしながら地元の公立高校に通う。

 「1年留学しても、3年で卒業できるのは強み。しかも今年、多くの生徒が難関大学へ進学しました。中でも慶應義塾大に進んだ生徒は入学当初とてもおとなしい性格だったんですが、留学後は英語力はもちろん、授業中に活発に発言するなど、人間力も上がっていたんです。高校時代に留学する意味は、英語のためだけではありません」

 Tクラスは高校2年生の4月上旬〜7月上旬にかけての留学となる。留学までの期間は週13時間もの徹底した英語学習を行い、実用的な英語を身につけていく。帰国後は手厚い進路指導と受験準備があり、望む将来に向けてのサポート体制も整う。

 またその他のコースにおいては、今年度から姉妹校と連携し、短期の語学研修プログラムを充実させている。

 「留学や語学研修は、プログラムがかなり増えたため、姉妹校とお互いのプログラムに参加し合うという共同体制を始めました。1週間〜2週間のプログラムなら参加できるという生徒も多いですし、引率の教員もどちらかの学校の教員が一人付いていく。効率的です。

 このプログラムは部活動で忙しいプラウディアコースの生徒たちも対象にしています。大成に入った以上は、必ず一度は海外へ出すことを定番にしたい」と足立校長は語る。

 連携は語学研修だけではなく、さまざまな校外研修プログラムも可能となった。この春には姉妹校が実施した京都大学理系研究室訪問に大成の生徒も参加。単独ではなかなか実現できないことも、2校なら可能性がある。今後両校にメリットがあるよう、プログラムを組んでいくという。

柔道やインターゼミの海外遠征
グローバルな視点を養う部活動

 留学だけではなく、海外交流も盛んな大成。特にオリンピック選手も出している柔道部は海外遠征や試合も多い。「柔道部はアメリカやロシアはもちろん、あまり観光では行かない南アフリカなどにも行く機会があります。今はゴルフや野球、サッカーでも、一流の選手の皆さんは英語を喋る方がほとんどです。柔道も海外の試合はすべて英語なので、それを聴き取れないと試合ができない。先日も柔道部女子中学生がアメリカに行った際、現地の子とすぐ友達になって、喋っていました。

 本校ステューディアコースはオーストラリアの中学校と姉妹校連携をしています。中学生で交換留学は珍しいから今後も良い関係を築きましょうとオーストラリアの校長先生も仰ったのですが、年齢や能力の問題ではなく、チャンスを生かす、色々な経験をさせるということが大切だと思っています」(足立校長)

 海外からの留学生の受け入れも多く、随時さまざまな国の学生たちが大成で学んでいる。学内で海外の生徒と触れ合う機会が多いため、自然に語学・文化交流が行われている。「彼らの中には、一年かけてボランティアをし、寄付を募って留学のお金を捻出する子もいます。自分たちがいかに恵まれているか、学ぶきっかけにもなりますね」(神谷教頭)

 英語を使って国際的な社会貢献を行うインターゼミ部では、カンボジアやアメリカでのボランティア活動や、大成で行われる柔道の国際試合の運営、世界中の高校生が英語で議論するサミットなどに参加している。

 大成の国際交流体制は、生徒たちをより成長させていく機会となっている。

生徒の個性を生かして
サポートする
テーラーメイド進学指導

 今春の高校新入学生は定員に対して20%増となった。その人気の要因には、大成のきめ細かな対応力が挙げられる。そして現在、生徒や保護者の期待に応えるべく「テーラーメイド」というキーワードを提案、全校あげて取り組んでいる。

 「テーラーメイドは、生徒たちのモチベーションを上げるための一つの方法です。担任、副担任の先生方に、とにかく生徒一人ひとりの話をしっかり聞くようにお願いしています。趣味や関心事、将来の夢など、漠然とはしているが生徒たちを育てる上で重要な部分を聴き取り、将来の進路設計にも役立てていきます」(足立校長)

 三者懇談以外にも生徒とのマンツーマン対応を増やし、各生徒の将来の方向性をともに試行錯誤する。手厚いサポートの中でより深い信頼関係が生まれている。

 その一環としてより広い意味で生徒たちが自分を表現できるよう、選択肢が少なかった部活動も3部新設された。今まで部活に入るのをためらっていた生徒には部活に入るチャンスを、部活が忙しく語学研修に参加できなかった生徒には語学研修参加のチャンスを与えられる環境を整えた。テーラーメイドは大成だからこその細かな対応だ。生徒たちが真面目で大人しいという印象の大成だが、これからはさまざまなチャレンジができるアクティブな校風に変化していきそうだ。

 取材終了後、新設された女子ダンス部が練習中とのことで、練習風景を見学させていただいた。皆、とても楽しそうに時間を過ごしている様子が伝わってきた。生徒一人ひとりを生かす教育と環境の更なる充実に向けて、大成の挑戦はまだまだ続く。

 
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