9月
●中3生の夏休みボケ対策
夏休み明けの9月は、生徒たちの間に休みボケが目立つ月でもある。これには学校でも気をつかっているとみえ、2学期の冒頭に実力テストを実施する地域も珍しくない。しかし、それでもなかなか解消しない。ことに部活を引退した中3生の場合は、生活リズムが変わることも手伝ってその傾向が顕著に現われ、「受験生意識がない」と周囲を嘆かせることになる。塾としてはこうした事態にどう対処すればよいのか。
やり方は2つある。1つは力技で、(1)遅刻欠席に厳しく対応、(2)目立つ生徒を授業前に呼び出して補習、(3)時間割そのものを早めに変更(1学期は夜7時以降に開講だったものを5時前後に)、(4)宿題を多めに、などが考えられる。
もう1つは心理面から「やる気」を喚起するやり方で、(1)志望高校見学ツアーを行う、(2)卒塾生に受験の体験談や高校生活を語ってもらう(使用したノート.参考書.問題集など持ってきてもらえればなお効果的)、(3)自分の将来像を考えさせる機会を作る、などの方法がある。
手っ取り早いのは前者だが、反発を招くケースも起こりうるので注意したい。前者と後者とをバランスよく組み合わせて、意識改革を図りつつ力技もというのが得策であろう。
ところで、自分が描く将来像、とくに希望学歴と学力とは思いのほか相関関係にあるようだ。中2生対象の調査ではあるがデータを載せておく(ベネッセ.コーポレーション「第3回学習基本調査」)。
【「あなたは将来、どの学校まで進みたいですか」という設問に対する回答。上は4段階に分けた数学の成績の上位層の回答率、下は同じく下位層の回答率】
高校まで --- 11.1%、54.5%
専門.各種学校まで --- 15.3%、24.1%
短期大学まで --- 17.4%、9.8%
4年制大学まで --- 48.6%、4.5%
大学院まで --- 5.6%、5.4%
高校まででよいと考えている成績上位層が11.1%しかいないのに対し下位層は54.5%がそう考えている点、上位層の48.6%が4年制大学までと考えているのに対し下位層は4.5%しかそう考えていない点が目立つ。志望高校見学ツアーを行うよりも、思い切って休みなどを利用して大学見学ツアーをしたほうが効果的なのかもしれない。
●小6英語講座の開講
小6生に対しては90.3%の小学校で年間平均13.7時間の英語授業が行われている(05年度)。しかし、内容は「歌やゲーム」(97.1%)、「挨拶.自己紹介」(94.8%)、「発音」(73.0%)が主で、もの足りないと考えている保護者は多いようだ。「本格的な英語の学習」を前面に打ち出して募集を行うべきであろう。
●その他の留意事項
◇夏期講習生面談
おおかたは8月中に終わっているだろうが、残っている場合は初旬に済ませる。
◇学校の運動会.体育大会
公開ならできるだけ顔を出す。
◇職員研修
夏期講習と通常期とは別。しっかり研修をしてケジメを。
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