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中学・高校受験:学びネット

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塾長のためのマンスリースケジュール

7月

●夏期講習のオリエンテーション

 6月欄にも記したが、この夏のオリ・パラがどうなるか、現時点では全く予測がつかない。パラリンピックは一部だけだが、7月24日〜8月9日に競技が行われるオリンピックの方は夏期講習とピタリ時期が重なる。開催されるかされないかで集客はおそらく大きく変わってくる。

 とは言うものの、講習自体をやめるわけではない。どうなるにせよ、ここは淡々と事前準備を進めていくしか方法はない。とりあえずはオリエンテーションである。

 夏期講習の内容は通常、次の5つ、あるいはそれらの組み合わせに分かれている。
@1学期の復習
A弱点科目の補習
B一部教科の深掘り・先取り
C2学期の予習
D受験教科の準備学習

 ウチの塾ではどういう狙いで、このうちのどの内容を、どういう教材を用いて、どのように進めるかを丁寧に説明するのはもちろんのこと、そのための予習はどうしてほしいか、復習はどうするか、時間はどのくらいかけるか等々、細かいことまで指示していただきたい。内部の塾生と外部受講者とを一堂に集めて行うという方法もあるが、外部受講者が少ない場合は申し込みの際に時間をとってもらうという手もある。小中高校生とも生徒・保護者の両者が対象だが、中学生以上は生徒だけでも可。

●定期テストの反省面談

 6月下旬〜7月上旬には、3学期制の学校では1学期末の、2学期制の学校では前期中間の定期テストが行われる。こうした定期テストの前にはどこの塾でもいわゆる「定期テスト対策授業」が実施されているが、終了後に反省会のようなイベントが組まれている塾は意外に少ない。無理をしてでも授業時間をやりくりし、1人当たり10分前後かけて個人面談を行ってほしい。

 生徒に持参させるのはテスト前の「学習計画表」とテストの「結果」。予想問題の当たりはずれはあるにしても、「努力」と「結果」とはほぼ相関しているはずである。塾教師の仕事は生徒に教科の知識を伝授するだけではない。「努力」をすれば「結果」が出る、「経過」と「結果」とは連動する、正しいやり方で「頑張れば」必ず「報われる」ということを伝えるのもまた、大切な仕事であることを忘れないでいただきたい。

●部活動地域大会

 これまた日程がどう変わるかわからないが、例年ならこの時期、運動部の地域大会が開催される。塾生が出場するようなら、短時間でもよいので保護者と一緒に声援を送っていただきたい。しつこいと叱られるのを承知で申し上げると、保護者が塾教師に本当の意味で期待しているのは、自分の子どもの「味方」になってくれることである。塾は教育サービスだ、したがって子どもたちに最も効率的に知識を吸収させればこと足りる、という極めて合理的な考え方もあろう。しかしそれだけで十分と思っている塾は早晩消えてなくなる。「サービス」だけならそれでよいとしても、教育とりわけ「子どもの教育」にはより人間的な非合理な部分が不可欠であり、それがあって初めて周囲の支持を得ることができる。

 
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