5月
●夏期講習の概要決定
長年、この業界に携わってきて、今年の夏ほど先行きのみえない年はない。まずは学校がどういうふうに夏休みを設定するかの形がみえてこない。以前であれば少なくとも、地域の小学校、中学校は一斉に夏休みに入り、同じ日を登校日にし、一斉に2学期をスタートさせた。今年あたりはそれが学校単位で変わる可能性が大いにある。高校などは間違いなく学校単位になるうえに、進学校では補習授業をおおっぴらに実施するだろう。そうなれば少なくとも夕方までは高校生の講座は開けなくなる
さらに、競合する塾の動きも予断を許さない。中堅・大手が進出していったところでは、0円講習の攻勢も十二分に考えられる。
とりあえずは情報を集めることだ。併せて、長期は避けて短期間の講座の組み合わせを企画する。塾生には日程だけでも早めに知らせ、流失を防ぐ手も打っておかなければなるまい。早めの準備、これが何よりも肝要だろう。
●中間テスト対策
成績を上げる…塾にとってこれより大事なことはない。ではどうすれば上がるのか? 考え方はいろいろあろうが、原則は学習時間の確保だろう。対策期間中は例外的に終業時間を遅らせる、早朝勉強会を開く、毎日塾通いさせる、土日に朝から晩までマラソン勉強会を開く。方法はいくつもある。残念なことに最近は、家で一人で勉強できるような子は少なくなった。目の前で勉強させる機会を多くする工夫をお願いしたい。
●職員研修会
今年のGWは飛び石になる。少々やりにくいがそのどこかで、しっかりした職員研修を開催しておく必要があろう。もちろん非常勤講師も含める。
技術面での研修も欲しいが、とりわけ強調しておきたいことが2つある。塾の年度目標の徹底とコミュニケーション作りである。ここでそれをやっておくかどうかで以後のかれらの働き具合はだいぶ変わってくる。多少費用はかかっても1泊2日の合宿形式をお勧めしておきたい。
●入試説明会(学校説明会)
入試の仕組みと地域の上級校の内容を簡単に説明する会。受験学年の生徒・保護者が対象。塾の規模にもよるが、大袈裟な形で開催する必要はない。生徒・保護者のモチベーションを上げること、塾への信頼感を高めることが目的。
中3生の場合、土壇場になって私立の推薦に逃げる生徒も多い。たとえば地域の高校の大学進学実績などを示しておくと、最後までがんばってくれる確率も高くなる。そういった意味での布石と理解していただきたい。
●その他の留意事項
◇連休後の欠席対策
GWのあと、とくに新1年生は急に欠席が多くなる。気疲れと体力不足が原因だ。遅刻してもよいから欠席はさせないよう保護者に伝えておくこと。ここでの欠席は退塾に直結する。
◇運動会・修学旅行等々
運動会や修学旅行、体験学習などをはじめとして、5月は意外に学校行事が多い。PTA会報などを入手して把握しておくこと、場合によっては事前に振替授業を予定しておくのも妙案。 |