1月
●受験生保護者説明会
「この時期に?」といぶかしく思われる方もいるだろうが、高校受験生や大学受験生の保護者には意外に「受験」を知らない方が多い。希望者だけでよいから、丁寧に説明してあげたらどうだろう。 メニューとして欲しいのはまず受験の仕組み。推薦入試と一般入試の違いや内申点、願書の提出日や変更の可否、その他もろもろを日程を示しながら詳細に。
次に欲しいのが費用関係。こちらもいつ、いくら必要なのかを詳細に。ついでに、足りなかったら教育ローンを利用できることも。
三つ目に欲しいのが子どもへの接し方のノウハウ。初めて受験生を抱える保護者にはどう扱ってよいか分からない方もいる。最後に「勉強関連のことはお任せください」と伝えて終える。
こんな説明会を提案するのはわたしが、塾の評価は「実績」と「面倒見のよさ」で決まると考えているからである。さらに加えて「面倒見のよさ」は、子どもへのそれよりもむしろ保護者へのそれで判断されると考えているからである。少々イヤラシイことを承知でいえば、受かっても受からなくても卒業時に、「お世話になりました」と保護者がみんな、菓子折下げて御礼を言いに来る塾を目指したい。口コミで客が集まる塾は結局、そういう塾ではないだろうか。
●進級説明会
非受験学年の生徒と保護者に次年度の概要を説明する会。1月も中旬を過ぎるとぼつぼつ、さまざまな塾の折り込みチラシが舞い込むようになる。いま通っている塾にかなり不満を持つ塾生は一〇%内外存在し、多少なりとも不満を持つ塾生は一五%いるといわれるが、こうした塾生が年度末を期に、他塾のチラシの売り文句につられて転塾するのを防止するための会合である。それを頭に入れたうえで、できるだけ丁寧に必要事項を説明すること。ポイントは安心感。なお、ハッキリした理由なく保護者がこの会を欠席した場合は要注意。二、三か月以内の退塾予備軍と考えられるので、電話をかけるなり個別に呼び出して信頼関係を修復する努力をすること。
●講習生保護者面談
冬期講習の終盤または終了直後に行う。子どもには授業で毎回接触しているので、保護者だけで十分。新年度募集が始まる前に入塾してくる生徒の保護者は、塾にとって一番大切な時期である2月、3月のもっとも大きな口コミの発生源になる。ゆっくり時間をかけて丁寧に話しをすること。大事なのは、子どもの長所に焦点を絞った話題づくり。子どもを褒められて嬉しくない保護者はいないし、また、まずは子どものよい点を見てくれる指導者を保護者は信頼するものである。事前に塾内でロールプレイなどを行う場合は、その点を十分考慮して進めること。
●その他の留意事項
◇模擬面接
推薦入試に「面接」がある場合は、同じ形式で模擬面接を。やるとやらないとでは結果が全く変わってくる。
◇体験入塾キャンペーン
塾生の弟妹は3月末まで無料でもよかろう。塾は本来「会員制」のシステムであることを想起されたい。 |